"星導ショウ"
誰もが知られていない未確認生物、
年齢、誕生日、血液型、共に不明。
だがそのせいで本人曰く曖昧な答えで帰ってくる。
あまり彼の言葉を"信じてはならない。"
記入日 不明
記入者 "星導"
初めての感覚でした
俺とは全く違う考えをした人物に
これほど目を引かれてしまうのは、
知りたくなった
"星導"とは真逆であろうものが、
どういう反応をするのか、
どういう感情になるのか、
どういう顔をするのか、
知りたくなってしまった
いや、
あの反応を見てしまってから、もう何もかもが遅くて、
知りたいのではなく、ただ
"壊したくなってしまった"
ーとある島の西の忍者村ー
困惑した表情を隠しきれない伊波ライと、
平然としている星導ショウは
忍者村の隠蔽塒で話をしていた
伊波ライは、疑心暗鬼だった
数時間前
伊波ライと赤城ウェンは、目的の所に全速力で行く
叢雲カゲツを助けに来た伊波ライと赤城ウェンは
星導ショウの存在に気づいた
赤城ウェンは勢いよく星導ショウを指差す
叢雲カゲツは星導ショウの触手によって捉えられていた
伊波ライはウェアラブルデバイスを操作しようとした時
叢雲カゲツがそれを遮るように言った
伊波ライは苦しそうな顔で叢雲カゲツを見る
星導ショウは周りの空気を変えるかのように言った
そう言うと、星導ショウは叢雲カゲツを捉えていた触手を
伊波ライの方にゆっくりと持っていった
叢雲カゲツは触手から降ろしてもらうと、
急に力が抜けたようにふらついた
ドサッ
そして、ふらついた叢雲カゲツを赤城ウェンが支えた
叢雲カゲツは疲れきったように言った
すると叢雲カゲツは気を失った
伊波ライは、警戒心強めで言った
星導ショウがそっと持っていた鞄を地面に置いた
そして両手を軽く上げて見せる
伊波ライは一瞬にして鼓動が早くなる
伊波ライは星導ショウを睨む
伊波ライは拳を強く握る
"ちょっとした回想"
伊波ライは赤城ウェンの言葉を遮る
"ちょっとした回想"
赤城ウェンは誰かを無意識に思い浮かべる
赤城ウェンは叢雲カゲツをおんぶする
伊波ライは星導ショウを見る
現在
ーとある島の西の忍者村の隠蔽塒ー
星導ショウはそう言いながら手でハートを作ってみせる
星導ショウは表情筋変えずに言った
ーとある島の西の忍者村の医務室ー
布団に横たわっている叢雲カゲツを見守りながら
赤城ウェンは考え事をしていた
"ちょっとした回想"
"ちょっとした回想"
赤城ウェンが悩みこんだ途端、
叢雲カゲツはゆっくりと目を開けた












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。