NOside
紫耀「廉!」
廉「紫耀……」
紫耀「あのな…………」
廉「紫耀、ごめん。おれ、ムキになりすぎた。あなたも、ごめん。なんの事言ってんか、わからんだろうに、勝手なこと言って、ごめん。」
あなた「ねえ、何があったん?」
紫耀「あのな、」
廉「俺が話す。あのな、紫耀がこの間松竹座いったんよ。」
紫耀「そんときにな、じーこに会った。あなた元気にしてるか?上手くいってるか?って。たくさん心配してた。」
廉「でな?俺がその数日後に松竹座行ったんよ。そしたらな、じーこに紫耀になにしよった?あなたと上手くやってんのか?って言われた。」
紫耀「それをな、さっき廉から聞いた。じーこがなんでそんなこと言ったのか、まったく分かんなくて………」
海人「でね、俺らでどーゆー意味なのか理解しようと、あなたの話をしてたの。」
あなた「うん。でも、なんで廉は…………」
廉「あぁ、あんな、」
勇太「廉はね、あなたは関西にいた時の方が楽しかったんじゃないか?って、言ったんだよ。」
紫耀「俺はな、俺は!こっちに来た時点で、この7人でデビューしたい。って、思った。関西の時のは、大切な思い出だ。って、決めたんだよ。でも…………」
あなた「ねぇ、どーゆーこと?関西は楽しかった思い出なんだ……。私にとっては辛かったことばっかだったよ?」
紫耀「あなた………。ごめんな、ほんとに、ごめん。…………グスッ」
あなた「でも、辛かったことだけじゃない。その時頑張ったから、今があるって思えるよ?」
廉「あなた………グスッ」
あなた「関西の、あの時に戻りたいなんて、思わない。だって、今が一番の幸せだもん。みんなと過ごしてる、今が好き!」
海人「あなた~~~~泣」
廉「あなた、ごめん。俺、誤解してた。あなたは関西に戻りたいのかと思ってた。ごめん。」
あなた「謝んないでよ…。もうこの話終わり!今は前を見ないと!ね?」
勇太「はい!今は前を見よ!」
玄樹「あー、あなたの発言ぱくった~笑笑」
優太「うーわー笑笑」
勇太「なんでそうなるんだよ~笑笑」
紫耀「あはは笑笑」
こうして7人の絆が深まった…。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!