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第1話

File.1 【恐怖の前兆】➓
16
2025/09/27 13:00 更新
No side
放課後の教室は、どこか冷え切ったように静まり返っていた。
ほ、ホントにやるの?
彩音
当たり前じゃんwせっかく集まったんだし。そ・れ・に『観客』もいるしね!
優斗
おい…本気でやるのかよ。
紗良
見に来たのはあんたでしょ、優斗。何ビビってんの?wwつか、こんなんただの遊びじゃん。ねえ結奈。
結奈
ホントにそれ。ただの遊びなのに、何ビビってんの(呆)優斗もビビってんの、アホらし。
優斗
お前だってちょっとビビってんじゃねえのかよ…
結奈
うち?うちは別に。こういうの信じてないし。
圭吾
お前らふざけすぎにも程があるだろ…w
紗良
圭吾~w笑ってるけどホントはあんたも怖いんじゃ?ww
圭吾
ちげえよ。俺はこういうの基本的に信じてないから。
紗良
…あっそ、つまんな。
圭吾
『現実的』って言って欲しいね。
ねえ、ホントにやるの…?
莉乃
だからやるって言ってんじゃん。やるって言ったのあんただよ華。今更逃げるとか、許さないから。
真琴
マジで、やめるなら今だよ。
彩音
真琴、やんないやつが出しゃばんな。
真琴
出しゃばるとかじゃなくてさ…、
彩音
じゃあ黙ってろよ。
紗良
そうよ真琴。やるのはこの3人、うちらは見てるだけでなんも干渉しないし関係ない。それでいいじゃないw
真琴
…分かったよ。でも、これだけは守って。
莉乃
なによ。
真琴
質問をして答えてもらったら必ず、「コックリさんコックリさん感謝いたします。どうかお帰りください。」って言うこと。
真琴
後、絶対途中で10円玉から手を離さないで。
もし、忘れたら…?
真琴
コックリさんは帰ることができずに、一生あんたたちの周りに付き纏うよ。
彩音
こっわ。
や、やめよ?!やっぱ無理!(泣)
莉乃
だ~か~ら~!やるって言ったのは華自身でしょ?!今更逃げんなって!
じゃあ莉乃は怖くないの?
莉乃
そりゃ怖いけどさ…やっぱ知りたいじゃん?
彩音
何を。
莉乃
好きな人のこ~と♡
結奈
ただの恋バナで呼ぶの?!
紗良
やば~ww
真琴
ねえ、そう言う軽い気持ちで聞くのは…
彩音
大丈夫大丈夫!きっと笑って終わるから。
真琴
ホントに動くのかな…。
真琴
うごk…
彩音
動かない動かない!コックリさんなんてただの都市伝説なんだからさ!
ホントに…?
莉乃
華、怖いからって目瞑らないでね。
瞑ってない!
彩音
じゃあ、言い出しっぺの莉乃が合図出して?
莉乃
じゃあ、始めるよ?
莉乃
コックリさんコックリさんどうぞおいでください。
カタッ
い、今動いたよ…?
彩音
動くわけないじゃんwwどんだけビビってんの?
動いたって!
莉乃
まだ質問もしてないのに?
紗良
ありえないありえないww早く質問しちゃいなよ。
結奈
そ~だそ~だ!うちら早く帰りたいんだけど~。
彩音
じゃあ、うちが…“私たちのことを好きな男の子は誰ですか?”
10円玉が、微かに震えたような気がした。

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