レギオンではいつものようにホットドッグ屋の声が響き渡る。
周りを通る人に手当たり次第声をかけていく。
自分自身では隠キャとは言っているものの自ら進んで声をかけたりするところを見ると隠キャとは思えない。
値段も高いのだがその分満腹感、満足感も高いと買った人から言われている品だ
ソーセージの弾ける音とコーラの炭酸の音が食欲をそそる
袋に詰められたホットドッグとキンキンに冷えたコーラを市民に渡して、市民は嬉しそうに去っていった。
ねずみさんとはレギオンて初めて友達になった人で、何故かはわからないけど喋ったりはしない。紙とか携帯とかでの会話は成立しているのでそこら辺は気にしていない。
ネズミさんにあちあちのホットドッグを渡すとネズミのマスクを少しだけずらして食べ出す。
ほっぺたがぷよぷよと動くのがおもしろい。
プルプルと電話が鳴る。
携帯を手に取って画面を見て青ざめる。
ネズミさんはこの町であなたの名前のカタカナの俺の関係を知っている数少ない人物だ。
そう、この頃休みがなかったから久しぶりにご飯を食べに行こうと話になったのだ。
レギオンのことはネズミさんに任せて急いで家に帰った
家に帰ってきて取り敢えず正座させる。
やっぱり日本人っていうのは時間に厳しいのかな…と自分自身でも思う。
いつものスーツによれよれのバケットをかぶって部屋から出てきたレダーを見てふと考えた。
長い髪が邪魔そうだ。
適当な輪ゴムを選んでワカメみたいな日に焼けた髪を結ぶ。
ちりちりな毛は手が通りにくい。
よっこらせっと、と言いながら立ち上がりおっさんのように腰をさする。
そう弄られ近くの銃を手に取る仕草をするとすぐに逃げる。
鍵がかかっている棚から一つ取り出しクルクルと手で弄びながら後ろを振り向く
そう言って手を差し伸べてくるからこの男は食えない奴だ。
手には持つのも難しくなりそうなほど大きなサンドイッチを頬張る。
ローストビーフにポテトサラダ、タマゴなどなど一つでいいのに何個も買ってきて食べ比べをする。
そう言うとヘリを動かしてゆっくりと浮上する。
人工的な光で街が彩られビルとビルの間をゆっくりと進んで山の頂にヘリを止める。
レダーの真っ黒な目にも反射のおかげで光が灯っている。
レダーの言う昔はどれくらいかは分からないけど、それよりこの街は綺麗だ。
そう言ってまた一口サンドイッチを齧った。
ども!
またやってます!
人気なかったら消滅します!










編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。