第3話

伊担 任也
1
2023/04/08 09:45
ワイワイ姫希ちゃんと寧々ちゃんと喋っていたら
教室のドアが開いた。
“ガラッ“
みんなが一斉にドアのほうを向いた。
担任
担任
皆さん、こんにちは。
はい。席に着いて。
言われるがままにみんなが席に座った。
担任
担任
「コイツ誰だ?」ってなるかもしれないから言うね。
担任
担任
僕は、今日から君たちの担任の
伊担 任也だ。これから、1年間
よろしく。
(なまえ)
あなた
イタン ニンヤ、、、?
(小声)
姫希
姫希
ぷっ!まさに担任じゃん!
(小声)
寧々
寧々
笑っちゃダメでしょ。
(小声)
担任
担任
コラ〜、そこ、聞こえてるぞ〜。
(なまえ)
あなた
(ヤバッ!)
(なまえ)
あなた
す、すみません💦
姫希
姫希
すみませ〜ん。
寧々
寧々
ご、ごめんなさいっ!
担任
担任
いや、いいんだ。もう、俺は、名前をからかわれて
早34年。
担任
担任
はあ。俺の人生、完全に詰んでる。
だって、これで、二千三百八十五回目だぜ?
(なまえ)
あなた
(数えてるんだw)
姫希
姫希
w
寧々
寧々
年齢明かしちゃってる。
(小声)
姫希
姫希
確かにw
(小声)
担任
担任
まあ、いい。これで、この話も、終わりだ。
担任
担任
質問は、ないな?
担任
担任
これから、みんなには自己紹介をしてもらう。
(なまえ)
あなた
(自己紹介かあ。)
自己紹介は、あんまり好きではない。
なぜって、得意なことも好きなことも何も
ないからだ。みんなはきっと、得意なことが
たくさんあるんだろう。
この時は、まだ知る由もなかった。
このクラスの人たちがとんでもないなんてこと、
私の予想をはるかに超えていると言うことをー

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