深澤side
ん、あれ?
あ、そっか昨日翔太が部屋に来てそのまま寝ちゃったんだ
うわぁしかもなんか頭痛いしだるいしこれ熱あるやつじゃん
まぁいけるか
ドクンッズキンッズキンッ
い"ったい
なにこれ
死ぬほどいたい
これがあれ心臓病の?
それとも…
どっちにしろ助けてほしい
誰か…翔太…
ガチャ
渡辺side
なんかふっかがなかなか下に降りてこないから部屋見にきたらなんか床に座り込んで泣いてるんだけど?!
え、まってなにごと?!
そういって自分側に倒れ込んでくる
ズキズキッ
ふっかは一回ベットで寝かせては氷や体温計などいろいろ必要なものを取ってきた
ふっかは顔を真っ赤にして頑張って肩で呼吸をしてる
ピピピピ
測ってみると39.4だった
運悪く、この家にはちょうど薬は切らしてるし、かと言って冷えピタもない
そして、生憎今日この家には俺とふっかしかいない
そう言って立ち上がった時、
ギュ
弱々しい力で服の裾を握られた
ドキンッ///
置いてけねぇ!!!///
だれかいねぇかなぁ…
はッ!!この声はッ!!
そして俺は思いっきり叫んだ
いや、こいつらどこまでシンクロすんだよ
て、そんなことはどうでもよくて
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!