第3話

3 百合のシャンデリア
866
2025/04/03 12:07 更新






















hk









kj
あっ!あなたちゃん!









隣でそう言って、ぶんぶん手を振る弟の姿を見て














パッとその方向を見た






















数え切れないほどのシャンデリア、









城のあらゆるところに散りばめられる金の百合の花








照明がぼやけてまるく光る




















そんな完璧な場所にいた君













あなた
本日はお越しくださりありがとう存じます







ひらひらとしたラベンダー色のドレスに身をまとって











時々揺れる長くて綺麗な髪





吸い込まれそうな笑顔








とても美しくて直視できない姿だった






















kj
そんな固くなくてえーの!楽しもうよ!
kj
せっかくエンリリィ王室が用意して下さった社交パーティだもん
あなた
わたくしは1番歳も低くて未熟ですし…
あなた
こーじ様は8歳、ひかる様は11歳でわたくしは6歳ですので
kj
年齢なんてただの数字やで?
kj
でもとにかく!気は使わなくてえーから!
kj
今日は誘ってくれてありがとうっ!




あなた
とんでもございません、来て下さってありがとうございます






sh
あ、あなた
ry
あら、ひかるとこーじくん
あなた
お兄様!
sh
久しぶり、どう?社交パーティ
kj
楽しいです!呼んでくださりありがとうございます!
hk
kj
あ、ひーにぃはこういう場が苦手で…
でも楽しんでますよ?僕分かります!
sh
そっか、いいよ全然
sh
無理して楽しいふりしなくていいからな?
ry
ちょっと人多いよね、大人もいるし
ry
子供は俺たちだけだから
あなた
少しの間…人の少ない所に行きませんか?
あなた
控え室、今は空室のはずですので



ry
確かに、いい考えかも
sh
ひかる、ちょっと人の少ない所いこ?
sh
こーじ、今のうちに食べたいもの食べとけよ〜?
kj
食べるっ!これ美味しかったんよね〜
ry
ウェイターさん、飲み物5個下さい





あなたの提案によって、









パーティー会場の大広間から出る











華やかな内装は、廊下まで続いていた









┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈



















hk
ありがとうございます、これ以上気になさらず…
ry
これ飲み物と、美味しかったやつだけ持ってきてもらったよ
kj
ほんとにありがとうございます…!




sh
あなたいいアイデアだよ、さすが!
あなた
いえ、皆さんとお話したかっただけです!
あなた
褒めてくれてありがとうございます!
あなた
だか、ら、、しょーた兄様、えと…






sh
ヽ( •ω•`)ポンポン
sh
はい、分かってるよ
あなた
んふふっ、しょーたお兄様にされると安心するんです




kj
仲良しなんですね、兄妹で!
sh
たった一人の妹…だから
sh
な、りょーた?
ry
もちろん、大切な妹だからね
あなた
しょーたお兄様も、りょーたお兄様も優しくて大好きっ!













頭をポンポン撫でるしょーた、













それを見守る母のようなりょーた、












天使のような笑みを浮かべるあなた














何故か、羨ましいと思ってしまった











この笑顔を、俺も欲しいと思った












ab
しょーた!りょーた!国王陛下がお呼びですっ!
sh
阿部ちゃん!来てたんだ、ありがとうな?
ry
お父様が呼んでるって?
ab
あ、小さい事だから怖がらずに来なさいって仰ってましたよ〜!









あなた
いってらっしゃいませ、待ってますね
sh
ごめんひかる、こーじ、抜けるわ
ry
あなたも、仲良くしててね














2人が客室から去っていくのを

上品に手を振りながら見送った後、



















こーじと俺とあなただけの空間、












1番最初に口を開いたのはこーじだった









kj
きんちょー…しちゃうねんなぁ、、
あなた
緊張…されているのですか?
kj
んん…やっぱりドキドキはするね
kj
でもあなたちゃんは凄いね!こんなに丁寧にお話して、しっかりしてる
あなた
いえ…!とんでもございません、そんな…!
kj
俺の方が年上なのに全然王子らしくないで
あなた
大変魅力的な王子様だと思いました、こーじ様も
あなた
ひかる様も





hk
…ありがとう、あなたさんも素敵な方だね
あなた
おふたりには敵いませんよ
あなた
(*ˊ˘ˋ*)ニコッ










その笑顔を見て、ハッとした





それと同時に、


兄2人が生み出した笑顔には勝てないと気づいた
















でも欲しい、やっぱり欲しいんだな
















あいつらお兄様を超える笑顔を





















































kj
まだあなたちゃんの、意見聞いてな…
hk
そうだな
hk
今言った通りだ、素晴らしい案だろう?
hk
あなたも、ここに居たいと思わないか?
あなた
え…っ、その…
kj
 嫌なら嫌って言ってな?
kj
大丈夫、あなたちゃんのこと尊重するから


















こーじあいつ、あなたの隣に座りやがった














しかもそんな発言、俺が悪役みたいだろ















…ああどうしよう















理性なんてなくなっていく




















俺のものって、言いたい














誰がなんて言おうと、










あなたを奪い去りたい





























kj
あなたを自由にするんならエンリリィに返してあげた方がええよな…?
hk
エンリリィに…?戻すのか?
kj
それが一番だと思うで?あなたちゃんもお兄様方と一緒の方が…
hk
…ふっか、スタークリクトの婚約者リストは未作成だと聞いたが?
fk
はい、ひかる様の心に決めた方と婚約できますようリストは作成しておりません
fk
お見合いも全て断わってまいりました
fk
こーじ様もでございます、お見合いも全て断っているそうですよ




kj
え、いや、、まさかやけど…
kj
あなたちゃんと婚約するん…?















 





























ab
調査隊を派遣して情報を探った結果、あなた様がスタークリクトに住んでそこそこの時間が経っています
ab
しかし、数年前に王室に見つけられ、それ以降情報がないそうですよ
ry
王室に見つかった…!!?
ry
そんな、敵国の王室に見つかったら…
ab
…亡くなっている可能性もございます
sh
…っ、なんで、、!?
sh
せっかく見つかって、殺されたとか…!!
ry
まだ殺されたとは…
sh
スタークリクトだぞ!?今口にするのも御法度とされる国にバレて、生きているなんて…







sh
スタークリクトと話すことは出来ないのか…?!
ab
残念ですが難しいでしょう…
sh
…っなんで…
ab
推測ではありますが、考えられる案があります






そう言って、阿部ちゃんは1枚の紙を机に置いた










文字がびっしり詰まっている、







レポートのようなものだった






そのレポートにそって、ひとつずつ、









阿部ちゃんは説明を始めた








ab
11年前にあなた様はお母様と共に王室から出ていった…その行き先はどこだと思います?
ry
まだ仲が良かったから、そこでスタークリクトに?
ab
その案もありますが、有力なのは王妃殿下のご出身国です
sh
ペッシェ王国…ってこと?
ab
おそらく、あくまでも予想であることを承知下さい




ab
もしペッシェだった場合、ペッシェでは内戦が起こっていますね?
sh
今も続いている内戦…だよな
ry
確か内戦が怒った原因は宗教の違い、王室も含まれていたとか…
ab
そう!それです!ペッシェ王室とエンリリィ王室は宗教が少し違うんです
ab
だからエンリリィで生まれ育ったあなた様はあちらの宗教と違いますね
ab
それを理由に、出ていけと言われたのか逃げなさいと言われたのかは分かりません
ry
なるほど…内戦が原因ってこと…
sh
さすが阿部ちゃんだわ、辻褄が合いすぎる
ab
スタークリクトで王妃殿下は発見されていないことからおそらくこの説が有力かと





ab
問題はどうやってあなた様と連絡を取るか
sh
確かに…敵国である以上、不可能だけど
sh
待っていたって良くはならないだろ?
 







.
った、大変です!!
ab
今度はどうしたの?また情報が出た?
.
ち…っ、がいます…
ry
とりあえず落ち着いて?ゆっくりでいいよ






.
あの…その、、っ


























.
スタークリクトとペッシェが協定を結んだそうです…

















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