第7話

体育祭
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2019/02/01 02:05
文化祭の前に体育祭がある。
体育祭はクラスわけでされる。

「紫耀は何に出るの?」
紫耀「リレーとか。」
「リレーの他にもあるでしょ(笑)
頑張って!」
紫耀「絶対勝つし。」
「そうだね!」

男子の綱引きが行われる。
紫耀はやっぱり人気で女の子達がキャーキャー言ってる。
紫耀は最近、王子様キャラじゃなくなってきた。けど、みんなそれに気づいても紫耀がすきだから、そんなの関係ない。

前には女の子や、先輩達ばかりだから。私はずっとテントにいた。
男子の綱引きが終わって紫耀が戻ってくる。
紫耀の馬鹿力もあったのか1位。だけど…

紫耀は嬉しくなさそう。
「紫耀どうしたの?」
紫耀「なんもない」
「なんで怒ってんの?」
紫耀「関係ないから!」
「もう知らないから!」
紫耀「…」

私は男女リレーと玉入れにでる。
男女リレーは紫耀もでる。
けど、最後らへんだから私は教室に向かった。


「なんでよ。いきなり怒られても訳わかんないから。」


男子「紫耀、あいつずっと女子の方見て誰か探してたよな。好きなやつでもいるのか?」
男子「あいつに限っていそうじゃね?」
「紫耀が好きなやついるかどうかなんか、お前にわかんの?」
男子「なんで、やよいが口出すんだよ。冗談だから。」

紫耀が機嫌悪いのって、好きな女子がいなかったから?けど、それなら、私に当たらなくていいじゃん。
「あやまろ。」



「紫耀ごめん。きれちゃって。
けど、誰探してたのかはわかんないけど、私に当たらなくていいじゃん。」
紫耀「お前…」
「は?」
紫耀「やよい探してたんだよ。全然居ねぇから。」
「女子とか先輩いたし。てか、なんで私?」
紫耀「俺の中では親友だから。」
「親友じゃん。(親友…)でも、あれだったら無理だったよ。流石に。」
紫耀「もぉ怒ってねぇし。」
「知ってる」
紫耀「男女リレー1位だから!」
「まずは、玉入れね!」
紫耀「あっそっか!」
「私選択の出てないから。」


玉入れは2位。
「紫耀見てた?」
紫耀「リレー見てなかったから見てない。」
「あっそー!」
紫耀「男女リレーはちゃんと見るから。」
「それは、私もだから…」
紫耀「1位!とるぞ」
「うん!」



男女リレーは…

















1位だった!
紫耀も私もお互いちゃんと見ていた。
この日だけは忘れられなかった。だって。








紫耀の事大好きだから。

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