天気は曇り。
俺の心は、バットエンドだ。
駄目って言ってやろうと思ったが
俺はすんなり…
と、言ってしまった。
なんで今、白玉なんか思い出してんだよ。
俺は、白玉に伝えた通り
あれから2週間は、屋上に行ってない。
白玉がその場所に居るかは、検討も
つかないが、俺はあれから白玉に
2週間は、会っていない。
いくらなんでも、不自然だ。
隣のクラスの奴に、2週間も
合わないなんて…
避けられていたとしても、1回ぐらいは
会うはずだ。
光貴は、顎を触りながら
唸り声をあげる。
ニヤあ・・・
悪い顔が、俺を見つめる。
俺のせい?
白玉を突き放したから…
急に会わないなんて言って良かったのか?
俺は、使えない頭で
慎重に言葉を選んだ。
光貴は、珍しく
笑ったり、あいづちをうったりはしなかった。
真面目な顔で、俺に声をかける。
本当に、大きなお世話だ。
だから、世話を焼かれないために
俺は、自分の世話を自分で焼くことにした。
俺は、放課後2組の教室に向かい
一番隅で本を読んでいた女子に
白玉の居場所を聞いた。
ニコっ
クラスから女子が逃げ出すと、先生方が
大急ぎで現れた。
もちろんそこに、俺はいなくて、
さっき教えてもらった住所に
向かい出していたのだった。



















編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!