第2話

☆*:.。. 朝 .。.:*☆
653
2024/01/09 06:35 更新





 ……あの日から、ずっと胸が安心してる気がする。















 なんでだろうか。














 地震が頻繁に起きないから?テストがないから?















 それとも、大切な人がいなくならなかったから?









あなた
……朝か






 ……はじめまして。私の名前は天河あなたの下の名前。















 閉じ師をしている高校2年生だ。















 ……え、『閉じ師』って何って?















 ……まぁ簡単にいうと、『災い』をもたらす扉を閉める。という事だ。















 それに、その扉は日本各地、いろいろなところにある。









あなた
……はは、閉じ師も楽じゃねぇな笑




 扉は、必ず安全なところにあるとは限らない。















 時には崖を登ったり、川を渡ったり……。









あなた
……ん?スマホの通知……エグ(((





 手繰り寄せたスマホを見ると、私は笑いが溢れてしまった。















 通知200って……w(((















 まぁ、相手は予想できる。"あの二人"だろう。









あなた
📞はーい、もしもs……
岩戸 鈴芽
📞『あなたの下の名前ーーーーーーッ!!』






 ………………ごめん鼓膜逝ったかも(((















 電話の向こうで名前を叫んだ彼女は、岩戸鈴芽。















 私の親友である。









あなた
📞……ごめん鈴芽。私鼓膜逝った(((
岩戸 鈴芽
📞『じゃあ私も鼓膜壊す(((』
あなた
📞それはやめろ(((





 まぁ、こんな会話を朝にするというルーティーンをしている。















 ……あ、そういえば。









あなた
📞草太は?今そっちにいる?
岩戸 鈴芽
📞『あ、ちょっと待ってて!
草太さーん!あなたの下の名前が呼んでるー!









宗像 草太
📞『あなたの下の名前か、久しぶりだな』
あなた
📞おお!草太!




 電話口から聞こえた声の主は、宗像草太だ。
















 彼も閉じ師の青年であり、日本を旅する。









宗像 草太
📞『調子はどうだ?』
あなた
📞絶好調だよ。埼玉まで来たしね。
折り返しも遠いって、いつも思ってる笑
宗像 草太
📞『閉じ師に折り返しなんて
なくないか?笑』
あなた
📞はは、そうかもね笑笑





 そう、閉じ師に休日なんてない。















 年中無休なのだ。









あなた
📞……あ、そろそろ行くわ
宗像 草太
📞『わかった。気をつけて行けよ』
あなた
📞ん、鈴芽にもよろしくね





 それだけを言って、私は電話をきった。















 宿屋に泊まらせてもらったので、次の夜までには別の宿を見つけなければいけない。















 ……鬼畜だな(((









あなた
……いってきます






 宿屋を完全に出る前、私はそう呟いた。















 首元から、紐がついた鍵を引っ張り出す。















 戸締まりをする時に使う鍵だから、とても大切なのだ。















 そして、空を見上げる。















 雲一つない青空。時間は7時40分くらいだとおもう。















 学生が登校する時間帯だろうか。









あなた
……よし!





 私は一発、頬をぱちりと叩いた。



















あなた
今日もがんばろ!
 

プリ小説オーディオドラマ