第8話

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2026/08/26 22:52 更新






  咲き誇るとまではいかない程度、
  密やかに花が咲く中庭は、皇宮内で
  あってさすがの気品だ。



  陛下は、よくこの中庭に来る。




あなた
( やっぱり…、いた、 )



kne
………



  あの柔らかい髪色と

  " 仮面 " を外したときにしか見せない
  一介の少年のようなほどけた雰囲気。




あなた
……陛下、
kne
……はぁ、また君?
kne
言ったよね、僕は最低限しか
接しないって
kne
あんなはっきり言ったのに、
聞こえなかった?



  つらつらとまくし立てられる言葉は、

  やっぱり、あの時と同じような感じがして





kne
…ねぇ、聞いてる?

あなた
……私は、やっぱり今の
陛下のほうが好きです
kne
…は…、?
あなた
初日に申しましたでしょう?
あなた
仮面を被ってらっしゃるみたいだと



  皇帝の背には、数百 数千 数万の
  民の命と未来が乗っかっていて


  皇帝の命には、知るすべも無い
  憎悪と殺意が常に向けられていて



  その過程で嘘をつかなければ、
  生き延びれないのもわかってる。





  でも、それでも



あなた
…陛下がどれほど責任と緊張を
感じて生きておられるのか、
私には分かりません
あなた
その御命を狙われ、恐怖した数も
存じ上げません



あなた
……陛下は、私を信じれないのでしょう
kne
………
あなた
それでも構いません、
無理のないことですから
あなた
……けれど、だからこそ




  「 これだけは覚えておいてくださいませ 」





あなた
私は必ず陛下の味方でございます。
あなた
ですから、





あなた
私の前では" 仮面 " を
被らないでくださいね

kne
…、っ何それ、意味わかんない



  その時、初めて陛下の笑顔を見た気がした。


  くすりと笑うような、僅かに零れた微笑。


あなた
私は嘘が嫌いですので、
このことだけは守ってくださいね?
kne
…うん、まぁ考えとくね


  穏やかな空気が流れていた。

  静かで心地よい時間だった。




  今でも、心の中に仕舞っている大切な記憶。





  そんな時間も空気もすべて、
  " たった2年 " で暗雲を告げた。






────お初御目にかかります、



srn
セレナ・フィスティアでございます
srn
以後お見知りおきを、皇后陛下。



  皇后として、陛下の正妻として
  務め続けて2年半、


  フィスティア子爵令嬢であるセレナが
  陛下の皇妃として入内した。







  新作ミステリー1位🥇とれました
  ありがとうございます✨




  新作すべて20位!大感謝です😭





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  応募させていただきます‼️





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