学園祭実行委員長の肩書きが辛すぎる。
クラスの皆も、先生たちも、期待してくれているのは分かる。サポートしてくれているのも分かっている。
分かっているけど、分かっているけどさ。
その「私が決めていい」って言葉はさ
「最終的には、委員長としてビシッと決めろ。自由にやってみろよ。後の事は知らないから」
って意味なのか
「サポートが必要な時はきちんとサポートしてやるから、挑戦してごらん?」
って意味なのか、どっちなの?
先生たちは、きっと後者の方の意味で言っているんだなって分かってる。
でも、本当にそうなのか分からなくなる。
時間も少ない。決める事は多すぎる。
同級生の委員会の子にも、意見を出してサポートして欲しいし、話もきちんと聞いて欲しいのに、「嫌われちゃうかも」
「うざいって思われちゃうのかな」
そんな事を思うと、何も言い出せなくなっちゃうし、言葉も思い付かなくなっちゃう。
「早く決めろよ」?
「ちゃんと考えてるの」?「ちゃんと仕事して」?
うるせぇよ。
こっちだってな、何も考えてない訳じゃねぇんだよ!
ちゃんと学校の事考えているし、学園祭を成功させる為に頑張ってるんだよ!
全校巻き込むから、慎重になって、丁寧にやってんの!こっちは!
こっちの苦労も知らない癖に、適当な事言ってんじゃねえよばか!
えーえーそうですよ!どうせ先輩達に比べれば何をやるにも全然ダメダメな委員長ですよ!
いっそのことリコールでもなんでもしてみろや!
頑張っても、褒めてくれないんでしょ?
指摘ばっかりで「よくやったね」も「凄いじゃん」も「頑張ったね」も誰も言ってくれないんでしょ!?
先生だって、本当は口だけなんじゃ無いの?!
ねぇ、そういう風に思っちゃうからさ。
ちょっとは褒めてよ!指摘ばっかりしてないでさぁ!
何も悪いことしてないから、褒められるって言う日々は?
今までそうやって過ごしてきた約二年間の日々は、どこに消えたの?
高校生=大人なの?それなら受験期の中3=大人って式も成り立っちゃうの?
そもそも先生たちが言う大人って何?
リーダーシップ発揮して、物事を完璧にテキパキと決めて行ける人の事を言ってるの?
なら子供って何?準備期間は存在しないの?
二年間褒められた日々を過ごしたなら、もう大人って言う括りの中に入れられて、指摘ばかりの日々を過ごすの?
どう言う事なの?ねぇ?ねぇ!
追伸
明日も話し合いやるってさ。…一回辛いから休んでみても良いかな?わがままかな?
…舐めてますよね、ごめんなさい。












編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!