誰視点でもないです。
その頃、魔国連邦では・・
ファルムス王国軍が近づいてきていた。
ソーカ「ソウエイ様、武装をした人間が約100名近づいてきております。」
ソウエイ「わかった。」
ベニマル「まずはリムル様に報告して、対応を決定しよう。」
ベニマルは魔法通話を用いてリムルへ連絡しようとした。
しかし、繋がらなかった。
なぜならば、その時、リムルはホーリーフィールドに囚われていたからだ。
同じ頃、魔国連邦広場では
ファルムス王国によって派遣された異世界人3人組が騒ぎを起こすためにやってきていた。
その名前は「キララ・ミズタニ」、「ショウゴ・タグチ」、「キョウヤ」である。
もちろん全員がユニークスキルを保持している。
キララ「ちょっと〜。なんで魔物なんかが私たちよりもいい生活してるわけ?」
ショウゴ「まじそれなー。ここの親玉ってスライムらしいし、そいつぶっ殺せば俺たちがここの主人になれるんじゃね。」
キョウヤ「あはは。」
ショウゴ「じゃあそろそろやったほうがいいんじゃない?」
キララ「おーけー」
そういいキララは間抜けそうな顔をしたゴブリンに近づいていった。
ゴブゾウである。
キララ「ちょっとそこのあんた。アタシのお尻触ったでしょ。」
ゴブゾウ「あらそんなことしてないダス。」
野次馬「ここの魔物はおとなしいと聞いていたが,嘘だったのかよ。」
普通なら、こんな簡単に騙されることはないはずだ。しかし、野次馬の人たちはいとも簡単に騙されてしまった。
これこそが彼女のユニークスキル「マドワスモノ」の真骨頂。
対象の脳波に影響を及ぼし、正常な思考から誘導するという権能なのだ。
しかし、ここに予期せぬ人物が来た。
ゴブゾウの上司のゴブタだ。
ゴブタ「まーたゴブゾウは何かやらかしたっすか?」
ショウゴ「この衛兵がうちの女のお尻を触ったんだよ!」
ゴブタ「そうすっか。どうもすいません。こいつにはよく教育しとくっす。というか、ゴブゾウがあんたみたいな小娘のこと触るわけないと思うんすけどね」
キララ「はあ?」
ゴブタ「こいつが好きなのはシオンさんっていう人なんですが、こう、スタイルがいいんすよ。」
キララ「もしかしてあんた、アタシが嘘をついているって言いたいわけ?」
ゴブタ「そう聞こえなかったっすか?」
キララ「もう!お前ら許さない。
みんなし ん じ ま え」
キララは自分の手によって周りの奴らは全員死んだと確信した。
キョウヤ「あーあやっちゃったか。まあ、騒ぎを起こせっていうのが命令だしいいか。」
しかし、野次馬たちは全く死んでいないのだ。
それどころかわらってすらいる。
もちろんキララがスキルを発動し忘れたというわけではない。
妨害したものがいるのだ。
それは、シュナとシオンである。
シュナ「なるほど、このスキルは脳波に影響を及ぼし、相手を誘導するスキルなのですね。危険ですので、この国での使用は禁止させていただきます。」
シオン「ゲスどもめ。下卑た考えが顔に出ているぞ。」
キララ「うそ、アタシのスキルを相殺した!?」
ショウゴ「へえー。この国では客人にそういう態度を取るんだー。」
キョウヤ「えー。戦うの?まあいいか。俺も自分の力を試したかったし。」
そして、戦いが始まった。
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この話ってハッピーエンドとバッドエンドどっちがいいですかね。
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編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!