あなたの下の名前side
もちろん、私の復讐計画は順調。
でも、
本田の計画も進んでいるようだ。
康二が泣いてから1ヶ月。
その日辺りからみんなとの距離が遠くなった。
今日起こしに来てくれたのは大光。
明らかに様子がおかしいでしょ。
前の大光なら、、
こんな可愛く元気に言ってくれた。
リビングに行っても、、
みんな元気ないな...
もう疲れた。
嫌だ。
泣きたい気持ちもグッと堪えて、
大好きな丈くん...。
え?
あの嶺亜も、?
のんちゃんまで、
...嘘つき。
鳴ってないくせに。
元太まで...
ここ1ヶ月くらいみんな私を避け続けている。
俯いたままの紫耀。
無視?
紫耀...
家に帰ってきても、
毎日お迎えに来てくれるのんちゃんは迎えに来てくれない。
必死にいつもの自分を演じようとする。
私が飛んで行ったら、避けるようにして、
めめのところへ向かった康二。
そんなこと思ってない、
なのに、
今のこの孤独感が私を苦しめて口にしてしまった。
私は気づいたら涙を流して、
家を出て、行き先も考えず、
ただ走り続けていた。
next.♡×100






























編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。