第13話

5 愛情に飢えて彷徨う者
16
2026/04/05 12:54 更新
早く逃げたいなぁ...?
でも、逃げられへんのがこの屋敷牢獄ですからなぁ…
生まれてから僕の人生にはリードがつながれてたみたいですね。
茨の道。
足に茨が絡みついて取れないようですよ。



...ここから逃げれたらいい。
そんぐらいしか思えんかったです。
夜月 苑
夜月 苑
...はぁ…
飼い主
飼い主
なんでため息をつくの!せっかくあんなに躾けたのにまだ足りないの”!?
夜月 苑
夜月 苑
....
飼い主
飼い主
無視しないでよ”ッ!!
夜月 苑
夜月 苑
ッ…”
この屋敷牢獄という名の地獄から逃げれたら。
幸せになれると思ったんです。


リードが取れると思ったんです。

絶対、幸せは勝ち取れると思ったんです。
飼い主
飼い主
何度言えばわかるの…ッ”?!あまり私を怒らせないで頂戴ッ”!
飼い主
飼い主
あ”~~~ッ!ムカつく、ムカつくムカつくッ”!!
夜月 苑
夜月 苑
またや。
この人は何度怒ればこりるのだろう?
僕ばっかり痛みつけないでほしい。
召使
召使
周りの召使が見るたびに



”可哀そう”


”またやってるよ”


って顔する。
やめて欲しいですね。


ぼくだって望んでここにいるわけじゃないんですから。
そんな目を向ける暇があったら何か行動してくださいよ。









この屋敷牢獄から逃げるために。
最近僕の体は痣だらけになって、傷も服を着るのですら痛みます。

嗚呼、この人生にだれか、光を当てて欲しいです。
召使
召使
ああ”


そんな目を向けないでほしいです。

いいですよね、皆様は、”愛されて”いるんですから













…?















嗚呼。そっか。



ぼく、
夜月 苑
夜月 苑
愛されたかったんですね。

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