第19話

今(最終章)
726
2023/03/04 15:09
リリアナ・セシル(もとクラレス)
リリアナ・セシル(もとクラレス)
皆は元気かな?
リリアナ・セシル(もとクラレス)
リリアナ・セシル(もとクラレス)
ちょっと覗いていこう


あの日から数日がたった



結果的にはエースも生き返り、家族はだれ一人として、死ななかった、そして家族に

私はこの世界の創神の元々娘だという事、私に力があった事など全てありのまま話した


皆驚いていた
最初の私と同じように空いた口が塞がなかった
申し訳なくて下を見ていた








グスッヒグッ








暫くして泣き声が微かに聞こえ顔を上げた
声の持ち主はお姉ちゃんだった
口を抑え唯々泣いて居た
次第に泣いていたのはお姉ちゃんだけで無くなった、その場に居た全員が泣いて居た
カティア・クラレス
カティア・クラレス
皆どうして泣くの?
不意に聞いてしまった一言
ホワイティベイ
だってだってクラレスが居なくなっちゃうんだよ!!!
カティア・クラレス
カティア・クラレス
ッ……
お姉ちゃんの迫力のある声と、言葉に足がすくんだ
ホワイティベイ
魂が移るんだから
死んだも当然になるんだよ
カティア・クラレス
カティア・クラレス
確かにそうだよ
それは分かってた


分かってたから家族にだって話した
ホワイティベイ
なら、何でy((
カティア・クラレス
カティア・クラレス
でもそれを望んだのは私だから
カティア・クラレス
カティア・クラレス
皆が口出しする事じゃない
これは私“故人の”問題だ
家族が口出し出来る域じゃない
ホワイティベイ
それでも私はクラレスの“お姉ちゃん”だもん
私にとって妹はクラレス只一人のだよ
その言葉にチクりと心が痛くなった
ホワイティベイ
もっともっと一緒に居たいし、遊びたいよ
白ひげ
クラレス、そらぁ皆同じだ
カティア・クラレス
カティア・クラレス
お父さん……
マルコ
ホワイティベイと同じだよい
俺らにとってクラレスは、世界でたった一人、大事な妹なんだよい
エース
なぁクラレス、約束破ろうとしたの謝るからよぅ、行くなよ
カティア・クラレス
カティア・クラレス
それは私だって行きたくない、同じ気持ちだよ
でも行かないと

皆には感謝してる
カティア・クラレス
カティア・クラレス
あの日
暗い世界でたった一人だった私を連れ出して、生き方を教えてくれたのは皆だもん
カティア・クラレス
カティア・クラレス
だから





カティア・クラレス
カティア・クラレス
だから





カティア・クラレス
カティア・クラレス
生きて欲しかったの泣
あ~あ泣き顔で顔絶対ぐちゃぐちゃだ
カティア・クラレス
カティア・クラレス
ごめんなさい、ごめんなさい
私にだけ空に続く階段が見えた
カティア・クラレス
カティア・クラレス
もう迎えが来てる、逝かなくちゃ
ホワイティベイ
やだ!!!
やだよクラレス離れるなんて嫌だよ!!
ホワイティベイ
駄目だよ
絶対
頑固で心配性だからかお姉ちゃんは最後まで私を引き留めた
カティア・クラレス
カティア・クラレス
お姉ちゃん


私は居なくなるよ
でもね、此れだけは言える
今言わなきゃ
そう思い私は家族に聞こえる声で言った
カティア・クラレス
カティア・クラレス
私のお姉ちゃんが貴女で良かった
お兄ちゃんが皆で良かった
お父さんが白ひげで良かった
カティア・クラレス
カティア・クラレス
愛してくれて







カティア・クラレス
カティア・クラレス
ありがとう(*^^*)
最期に笑ってみせた


最期ぐらい笑って、皆の印象に残りたかったからだ
それに弱い自分を隠したかったゆえだ





それから幽体離脱し、階段を昇ると創神が仁王立ちし、待っていた
新たな神となるにつれ、新しい名と姿が与えられた




それは転生する前の本当の名前と姿らしい
名はリリアナ・セシル
リリアナ・セシル(もとクラレス)
リリアナ・セシル(もとクラレス)
あっエースが居る!
リリアナ・セシル(もとクラレス)
リリアナ・セシル(もとクラレス)
ふふふ皆元気そうで良かった
リリアナ・セシル(もとクラレス)
リリアナ・セシル(もとクラレス)
ってはぁ!?
お姉ちゃんに子供が?
しかも相手マルコお兄ちゃんだ、
子供の名前クラレスってなってるし
リリアナ・セシル(もとクラレス)
リリアナ・セシル(もとクラレス)
向こうとここじゃ時間の流れが違うもんな、
仕方ないかな
リリアナ・セシル(もとクラレス)
リリアナ・セシル(もとクラレス)
でも良かった
本当に








皆さん
白ひげ海賊団に拾われた少女
完結です
見て下さりありがとうございました
新しい連載もあるので見てください

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