第53話

2-7
1,850
2024/04/03 10:55
zm視点
zm
あなた…?
あなた
なんで、私の名前知ってるの?
zm
覚えてないんか?
あなた
何を?
これが、記憶障害
今、あなたの中で記憶がごちゃ混ぜになっているのだ
今は何年か前のあなたの記憶なのか?
zm
…今何歳や?
あなた
…?
あなた
19、ですけど
zm
5年前やな
そういえばあなたが元カレ?と別れたのは4年前やったか?
あなた
あの、『りゅう』はどこですか?
zm
『りゅう』?
あなた
…私の、彼氏です
まさか________
zm
シロとかいうやつか、?
あなた
シロ?
あなた
シロはりゅうと別人です
zm
知り合いなんか?!
あなた
りゅうとシロが仲良いので
zm
りゅう…
聞きたくもない名前を呼ぶ彼女
俺はどうしたらええんや?
zm
とりあえず、病院行くで
あなた
はぁ?!
あなた
私はりゅうに会いたいだけなの!
zm
…はよ着替えてや
あなた
意味わからない!
あなた
ここは私の家じゃない!!
zm
ここは、お前の家なんやって
あなた
あなた、誰?
zm
佐藤 希やけど
あなた
知らない!
zm
あなた
私をりゅうのところに帰してよ
彼女の目には涙が溢れそうになっている
zm
…とりあえず待っててや
あなた
ちょっと!
俺は全速力でこの間先生にもらった睡眠薬を用意する
水と睡眠薬を持ってあなたの部屋に再度向かう
すると、もうそこにはあなたの姿がなかった
あなた視点
ここは、どこなの?
私は見ず知らずのマンションを抜け出し、あてもなくりゅうを探す
あなた
りゅう、りゅう…!
私の心の中にはりゅうしかいない
あなた以外なんてどうでもいい
ただ、あなたに会いたい…
私は走り続けたせいか道端でしゃがみ込む
体力が限界なのだ
おい、嬢ちゃんこんなところで何やって…
は?
上から声が聞こえる
どこかで聞いたことがある声だ
その声の主へと顔を向ける
そこに立っていたのは…
あなた
シロ?
シロ
シロ
あなた!?
なぜか前に会った時と全然違うシロが立っていた
あなた
なんでここに?
シロ
シロ
お前仕事じゃねぇのかよ
シロ
シロ
今平日だぞ
あなた
仕事…?
彼が何言ってんのかわからない
あなた
りゅうは?!
シロ
シロ
あ?りゅうなら________
おい、どうしたんだよ
シロ
シロ
!!
あなた
!!
葛宮
葛宮
…あなた?
あぁ、やっと会えた
最愛の人________
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________お知らせ_________
次回→♡130、★900
達成するまでこちらの小説お休みです!
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