第12話

第11話 Eveのセカイ
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2023/07/30 17:05 更新
星乃一歌
危ない!
星乃一歌
(ドンッ!)
謎の通行人
うわぁ
その途端、謎の光が発生する。その光は瞬く間に広がった
???
星乃一歌
う〜ん...ここは?
一歌が目を覚ますと周りは全く知らない場所になっていた。色彩はほとんど白黒で、都会の中のような風景。一歌が混乱していると
Eveミク
初めまして、一歌
星乃一歌
! 誰?
星乃一歌
...ミクなの?
Eveミク
ふふ、さすが一歌だね。自分でいうのはなんだけどオリジナルよりかなり変わった姿だと思うんだけどな〜
星乃一歌
それに、なんで私の名前を...
Eveミク
「セカイ」に入ってきた子の名前はわかるんだよ、私にわね
星乃一歌
「セカイ」?
Eveミク
うん、「セカイ」っていうのはね...
Eveミク
...ってことでね、ここはEveのセカイ。
星乃一歌
Eveさんって昔、ボカロPとしても活動してたあの?
Eveミク
うん、今もいくつかの曲は私が歌ったのも出されてるね。
星乃一歌
い、いつも聞いてます。ナンセンス文学とか心予報とか
Eveミク
ありがとう!
星乃一歌
あれ?でも、さっきの説明だと私がここに入れてるのって何故でしょうか?
Eveミク
それは、奇跡的に条件が一致したからだと思うよ。普通、別の人セカイに入ろうと思ったらセカイの持ち主に連れて行ってもらうのが手段としてあるんだけど、今回は同じ場所に複数のセカイの持ち主達が集まったからと命の危機という気持ちが揺らいだからなんじゃないかと思ってる。セカイは想いに影響を受けやすいからね。もちろん、ごく稀だけどこういうことも時々あるんだよ。
星乃一歌
そうなんですね...なら私は出ていかないと、ここはEveさんのセカイなんですから
Eveミク
待って、一歌
星乃一歌
Eveミク
一歌は今とても苦しんでるんじゃないの?
星乃一歌
...
Eveミク
苦しんでいるなら無理に言わなくて大丈夫。ただ私にして欲しいことがあるなら遠慮なく言って
星乃一歌
なんでそこまで、私は赤の他人でしょ...
Eveミク
"今"はそうかもしれない。だけどEveは音楽で多くの人を救ってきた。わたしも人のために何かしたい。
星乃一歌
なら、歌を歌ってくれないかな?
星乃一歌
ミクの歌、好きなんだ
Eveミク
わかった
Eveミク
♪ ♪ ♪
Eveミク
頭でわかっては嘆いた
転がってく様子を嗤った
寂しいとか愛とかわかんない
人間の形は投げ出したんだ
Eveミク
抱えきれない言葉だらけの存在証明を
星乃一歌
...
Eveミク
この小さな劇場から出らんない
気づいたら最後逃げ出したい
僕ら全員演じていたんだ
エンドロールに向かってゆくんだ
Eveミク
さあ皆必死に役を演じて傍観者なんていないのさ
星乃一歌
...
Eveミク
"ワタシ"なんてないの
どこにだって居ないよ
ずっと僕は何者にもなれないで
星乃一歌
...
Eveミク
僕ら今さあさあ喰らいあって
延長戦サレンダーして
メーデー淡い愛想
垂れ流し言の愛憎
Eveミク
ドラマッチクな展開をどっか期待してんだろう
Eveミク
君もYESYES息を呑んで
采配はそこにあんだ
ヘッドショット騒ぐ想いも
その心撃ち抜いてさあ
まだ見ぬ糸を引いて黒幕のお出ましさ
その目に映るのは
Eveミク
〜♪
Eveミク
"その目に映るのは"
星乃一歌
ミク、ありがとう。少しだけ楽になったよ
Eveミク
それは良かった
Eveミク
まだ、ここにいる?何曲でも歌ってあげるけど
星乃一歌
ううん、もう行くよ。けじめをつけに行かないと
星乃一歌
ミクと別れるのは寂しいけどね
Eveミク
一歌、コレ
そう言ってEveミクは一歌に首飾りを渡した。中心には一つ目様とEveミクが背中を合わせてるようなシルエットが刻印されていた
星乃一歌
これ...
Eveミク
私からのプレゼント!
星乃一歌
ありがとう!
Eveミク
一歌、本当の想いの先で待ってる
星乃一歌
え、それってどういう...
次の瞬間、一歌は再び謎の光に包まれる。ただ一歌は光に包まれる直前、一つ目様のような存在が、こちらを見ているような感じがした
一歌が目を覚ますと、そこは真っ白な天井が広がっていた。
星乃一歌
ここは?
天馬司
起きたか!一歌!
星乃一歌
司さん?
天馬司
待っていろ、今すぐ看護師さん達を呼んでくる!
星乃一歌
はい
その後、医者がきて事情を説明された。どうやら一歌が通行人を助けた時、一歌のおかげで死者は出なかったそうだ。ただ一歌が庇ったため足あたりにトラックがぶつかり飛ばされたらしい。そして床に頭を打ちつけたことによって、3日もの間意識を失っていたらしい。ちなみに、トラックは飲食運転だったらしく今は警察に逮捕されているらしい
天馬司
一歌が気を失ってから咲希達、ずっとつきっきりで一歌の側にいてな流石に休ませるために今は家に帰している
星乃一歌
そうですか...
コンコン
天馬司
はい
ガチャ
Eve
すみません、星乃さんが目を覚ましたと聞いて
星乃一歌
Eve
初めまして星乃さん、私貴方に助けてもらったEveと申します。
星乃一歌
こ、こちらこそ初めまして
Eve
貴方がいなければ今頃私は死んでいたかもしれません。どうかお礼をさせて頂けませんか?
星乃一歌
い、いえお礼なんて大丈夫です。私が勝手にしただけなので
Eve
で、ですがそれでは
星乃一歌
本当に大丈夫です。それにEveさんの曲にはいつも助けてもらっているので...  ミクにも助けてもらったしね(ボソッ)
Eve
...といっても何もしないのは心苦しいですね
天馬司
なら一歌、サインでも貰えばいいのでないか?Eveさんのミクが歌っている動画、いつも見ているじゃないか
星乃一歌
!そうですね。あの、すみませんサイン貰ってもいいですか?
Eve
もちろんです。後日、いくつかの商品と一緒に送らせていただきますね。
星乃一歌
ありがとうございます
Eve
では、失礼します
ガチャ
Eve
さてと
Eveのセカイ
Eve
やっぱりこの格好は落ち着くなぁ
Eveミク
やぁ、久しぶり。Eve、いや今は一つ目様かな
Eve
久しぶりだね、ミク元気にしてた?
Eveミク
うん、ここに来たってことはあの曲を創りにきたの?
Eve
あぁ、もう少しであのセカイも完成しそう。そうしたら5つのセカイからできるこの曲は完成する
切るんですが、実はこの小説はドラマツルギーのカバーを聴いて思いついた2次創作なんです。

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