第5話

♯ ひとりだったから
63
2024/05/30 08:21 更新


あなた
  ぁ 、ここ空いてる ...  
    辺りを見渡していると 、
丁度二つ 、ぽつんと空いている席が
あったので 、


有難く座らせてもらうことにした 。
一つは自分が座り 、もう一つは

取られない様に持っていたポーチを置いた 。
あなた
((  心操君  ...  まだかな 、 
    待っている間 、

周りの騒ぐ声で脳内は
支配されていた 。



心操
  ごめん 、遅れた 。 
大丈夫 ?
あなた
  い 、いや っ 、!  
全然大丈夫だよ
    心操君が戻って来た拍子に 、安心して
涙が出そうになったのを 、咄嗟に我慢した 。
心操
  ならよかった 、 


ポーチを椅子から取って 、
机の上に置く 。

    そこに心操君が座って 、
持っていたお盆に乗っていた料理が見えた 。
あなた
  わ ... 美味しそう 、!  
心操
  早速食べよーぜ 。 
あなた
  うん っ 、!  
    そこから  ...  心操君と 、

色々な話をした 。
それで 、色々な事を知れた 。
    例えば  ...  猫が好き ... とか 、
クマは 、いつも寝ているのにいつの間にか
ついているとか ...

心操君の新しい一面が知れて 、嬉しかった 。




    6限が終わり 、後は帰るだけ 。

周りは 、 今日どこに出掛けようか とか 、
一緒に帰る約束だとか ...

正直言って 、羨ましく感じる 。
私は孤独だから 。


でも ... 一人でよかったと 、
感じる事もある 。
    手に入れなければ 、
失う事も 、何も無い 。

嘘に踊らされることも 、ない 。
あなた
((  ...  
    そんな事をグルグル考えて 、
益々憂鬱になる 。

重い瞼をやっとの思いで開けて 、
のろのろと帰る支度を終わらせた 。
心操
  ...  轟 
あなた
  え ...  あ 、ど ... どうしたの 、?  
    急に話し掛けられたので 、
ビックリして言葉が詰まってしまった
心操
  今日 、一緒に帰らないか ?  
もちろん ... 轟が良ければ 、だけど
あなた
  ...  ! 、うん っ ...  


私が勢いよく頭を縦に振ると 、
心操君は フッ と笑ってくれた 。



近々出します 。
よければ見てください


プリ小説オーディオドラマ