何よ、急に優しいじゃん、、、。
『がっつくからそんなとこにつくんだよ笑ばーか」
「え?」ば、バカ!?ちょっとでも優しいと思った私がバカだった
やっぱり、、2人だと意地悪!
いつもは目黒がなんでもしてくれるのに私しかおうちにいない時はあれやれだのこれやれってしてくるし、 、、!
今日なんてお掃除、お嬢様もやってください。動かないと太りますよ? とか言ってきたし!
ふん、、むかつく!
ぞうきんがけやれっていわれたからやってたのに、背後で笑い声が聞こえたから振り返ったら、『お前パンツ丸見え』とか言ってくるし!
いじめよ!これはもう!いじめ!!!
絶対お父様に言いつけてやる!
そうして散々意地悪されて夜にあっという間になってしまった。
今日は目黒とおうちで2人だけど、、、私のお家には執事部屋というものがある。
執事部屋とは、執事とお嬢様が恋愛関係に踏み込まないように一定の関係を保つためにお父様が考えたお部屋だ。
もちろん私が執事部屋に行くことは禁止。
目黒も私をその部屋に入れてはいけない。
完全プライベートの部屋なのだ。
でも、でも今日こそは執事じゃない目黒の姿を見たくて。
今まで覗いたことのなかった執事部屋をお父様とお母様がい ないこの日をチャンスにこっそり覗きに行こうとしていた 私。大きなイタズラだからドキドキしてるし少しワクワクしている。 プライベート、、、執事の仕事を終えた目黒ってどんな格好なのかしら服も髪型も、、、気になる笑笑
ブサイクだったりして、、
『何をそんなににやにやされているのですか?」 「え?べ、別に?」『そうですか、ベッドの準備が出来ましたので、おやすみになってください』
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。