からだがぽわぽわする。
って思いながら
ゆっくりと瞼を開けると
真っ白な天井が映し出される。
あれ、私。
必死に、記憶をたどるけど
崖から落ちてから
記憶が無い。
でも、身体痛くないし、
傷もない。
なんて思ってみるけど
こんな所は知らないし。
こんなふかふかな大きなベットも知らない。
まさか、ここは天国??
なんてバカバカしいことを考えてれば
" あ、起きた? "
なんて部屋のドアが開いて
言ってくる
ガタイが良い見ず知らずの男性。
しかもイケメン。
やっぱり天国、?((
その男性は與那城奨と名乗った。
ふんわり、優しい笑顔に
勝手に口が動く。
與那城さんは、そう呟いたあと
少し気まづそうに聞いてくる。
私が生きてるのはこの人のおかげっぽいし話してもいいかななんて思うけど。
私の人生不運すぎて、話した所で同情されるのは目に見えてる。
同情なんて、されたくない。
そう思っていたら、
なんていってくる。
この人、顔がいい上に性格までいいのか。
あ、ここに與那城さんだけが住んでるんじゃないんだ。
他に人いるんだ。
って思いながら、部屋を出ると
吃驚。
廊下なが。
天井高っ。
館だ。
当たりを見回しながら、歩いてると
" わっ、かっわい〜 "
なんて後ろから声。
びっくりしすぎて
ヒッ。っていう可愛くもない声が出てしまった。
きまちゃんHappybirthday🍣♡
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。