なんか呼ばれた気がするけど、
止まったら遅刻しちゃうからいいや‼︎
私はダッシュでギリギリ学校に着いた。
まじめっちゃギリギリ。
教室に着いていつも通りの笑顔を作った。
皆に可愛く接しないとね!
そして机で一限の準備をしていると、
うっすらと人影が見えてきた。
人影からして、伊波と叢雲だろう。
後ろからぎゅっと抱きつかれた。
多分叢雲だと思う
二人は私を取り合っている。
この二人、顔がいいなぁ。
最終的に伊波が私を叢雲からべりっと離し、
勝ち取ったみたい。
子供の取り合いにしか見えない
まぁ、そんな時間もチャイムで終わりを告げた。
二人は名残惜しそうに自分の席に戻っていった。
やっと落ち着ける、と思ったが今さっき気づいた
後ろの席、星導じゃん、まだ隣が小柳だから安心
だがよく星導は私の髪を触ったり、ちょっかいを
してくる。
だが多分星導は遅刻だ。朝会った時のんびり歩いていたから
それはそうと、隣の小柳がまだ寝ている。
今はまだホームルーム中だから大丈夫だが
そろそろ一限も始まっちゃうし起こそうかなぁ、
と考えていたが一応起こしてみる。
私は少し小柳の肩を揺らす
小柳は私を寝ぼけた目で見て3秒経ち状況を理解したらしい。
そして小柳は机に伏せていた体をゆっくり正した。
そしてホームルームが終わったとき
丁度がらがらっと教室のドアが開いた。
あ、星導、どんまい、笑
多分嘘。朝会ったときのんびり歩いてたから。
星導は私の後ろの席なので絶対一度は目が合う。
案の定、髪を触られた。
嫌なので小声で
と言っても、
と返される。あれは遅刻しちゃうから
しょうがなく無い?と思っても一限が始まったから言うのをやめた。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。