・虐めや暴力に関することの描写有り
・過呼吸描写有り
・学パロ
瑞サマ(主人公)
黄サマ(幼馴染)
赫サマ(隣の家の人)
雨の日は好きだ______。
瑞 side
世の中には雨の日が嫌いな人が多すぎる
気分が上がらなく嫌だ、とか
湿気が強くジメジメしてて嫌、とか
だけどこさは雨の日が大好き
最近は梅雨の時期に入り雨がよく降る
こさにとっては嬉しい
だけど他の人は嬉しくないらしい…
お母さんが言ってる、みことくんとはこさの幼馴染
小さい頃からずっと一緒にいる
そしていつも一緒に学校に行っている
傘を差す人の気持ちがわからない
濡れたっていいじゃないか、
それにこさは雨を浴びたい派な人だし…
傘は正直邪魔だ、
手は塞がるし
荷物が増える
持ち帰る時に雨降ってなかったら長くて邪魔だし…
別に風邪引いてもいいのにな、
なつくん、こさの隣の家の人だ
こさよりも年上で小さい頃によくお世話になった
なつくんに体を寄せられ、なつくんの傘に入れられる
こさが持っていた傘はなつくんが持ってくれた
なつくんはいつも優しい
なつくんみたいな素敵な人がお兄ちゃんだったらいたらいいのにな…
少し歩き、みこちゃんと待ち合わせしてる場所に着く
着くともうみこちゃんがいた
なつくんと別れ、みこちゃんと学校に向かって歩き出す
まただ、
"雨の日が嫌い"
こさはこの言葉が嫌いだった
誰だって嫌いなものはあるからしょうがない
だけどどうして雨の良さを理解出来ないんだろうって、この言葉を聞くたびに思う
みこちゃんはまだマシだ
雨の良さをわかってるから、
学校行くとどうせ…みんな雨を侮辱する
学校につきみこちゃんとはクラスが違うから別れる
自分のクラスに入ると思った通り、愚痴が聞こえてくる
別に直接こさの悪口を言われてるわけじゃないことはわかってる
だけど、その聞こえてくる言葉はこさの心にぐさっと刺さった
こさに聞こえるくらいの声量で、
こさのことを話してる
それはいい話ではない、
恐怖のあまり息がうまく吸えない
学校は窮屈だ
だから嫌い
ドンッ
教室中に大きな音が鳴り響く
こさが椅子から落ち、椅子が倒れた音だ
こさは虐められていた
変わり者だ、と言って
理由は3つ
雨が好きなことと、声が変、
そしてこさの腕の傷…
こさの椅子を蹴り飛ばしたやつが近づいてきた
そして突然袖を捲ってきた
手を振りほどこうと、手を振る
するとたまたまその人に手が当たってしまった
耳元でそう呟いてきた
数分後先生が来て、そいつは先生に殴られたと公言した
そして先生はこさに向かって言った
この教室に味方はいない
先生も何故気づかないんだろう
どうして騙されてしまうんだろう
至る所で笑い声が聞こえる
どうしてッ、どうしてこさは1人なんだろう…
昼休みになり、みこちゃんを呼びご飯を食べようとし弁当を鞄から取り出す
ガシャンッ
朝やってきたやつだ
まだこりて居ないらしい
最悪…みこちゃんにどう言い訳しよう、
とりあえずこんな教室出よう、
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黄 side
こさめちゃんは今日もお弁当を忘れたらしい
確か昨日も忘れてた…
どうしたんだろう
今年になってから急に忘れることが多くなった、
いや特にここ最近忘れてる
だけど毎回お腹空いてないからって言って購買には行こうとしない…
何かあったのかな、
絶対に嘘だ
さっきからお腹なってるし、
きっとただ忘れたわけじゃないんだろう、
俺はご飯をいつもの半分しか食べずにこさめちゃんに渡す
お母さんには申し訳ないけど…許してくれるよね
少し物足りないお腹を俺は水で満たす
水を飲みすぎてお腹ちゃぷちゃぷだ…、
こさめちゃんはいつも雨の日だけ、一緒に帰るのを拒む
理由はわからない、
今まで人生ずっと断られてきた
こさめちゃんはずっと俺に隠し事をし続けてる
教えてはくれない
隠し事してるでしょって聞いても、してないよ、と返されるし…
いつになったら教えてくれるんだろう
もっと信用してほしいな…っ
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瑞 side
正直教室には戻りたくない
ずっとみこちゃんといたい
だけど、もしこさがみこちゃんといるのバレたら…みこちゃんまで虐められちゃうかもしれない
だからいつもこさだけ寄り道してから教室に入る
そういえば今日のみこちゃん様子がおかしかった…
お弁当を何故か食べてって言ってきたし、
バレちゃったかな…
まだ迷惑かけるわけにはいかないのにっ
教室の扉を開ける、
開けた瞬間、水を掛けられた
どうしてこさばっかり、
もう嫌だ
けどこさはお兄ちゃんよりも頭が悪くもっと優等生にならないとだからサボらない
お母さんに認めてもらうために頑張らないとッ
涙を堪えるのなんて慣れた
何回家で比べられてきたか
何回泣きそうになったか
家でも外でも泣いたら馬鹿にされる
もういいんだ、
涙なんて出てこない
初めて歯向かってしまった
無意識だった
つい口を滑らせた
あーあ、やらかしちゃった
どうしよう
拳が振ってくる
あゝ、もう終わりだ
目を瞑る
何も怖くない
もう大丈夫、
もういいんだ、
しばらく経った
一向に殴られる気配がない
目を開ける
するとそこには、みこちゃんがいた
嘘だ
だけどみこちゃんを守るにはこうするしかない
ごめんね、みこちゃん
こさ嘘ついちゃった
はぁ2個も嘘ついた、
だけどみこちゃんは純粋だからきっと信じてくれる
大丈夫、うまく誤魔化せてるからっ
放課後になり、朝呼ばれた職員室に行く
殴った件について聞かれた
強い力で少し当たっちゃった、そういうと反省文だけで許された
先生も味方なんかではない
面倒ごとは全て放置
そして俺は1人で帰った
外に出ると雨が朝よりも強くなっていた
傘はもちろん差さない
だって今は濡れたい気分
いっそのこと濡れて風邪をひきたい
もう嫌だ、
学校に行きたくない
風邪を引いたら…
熱を出したらいかないで済むからッ
家に帰る気分でもなく、こさはとある公園にいた
嫌ことがあるといつもここにくる
いや、雨が降っている時はよくここに来る
そしてその場所はなつくんにはバレていた
自分の目から涙が溢れていることに気づいた
辛い、もう嫌だ
雨の日は泣いて居てもバレない
水滴だって、雨だっていえばわからないからッ
なつくんが傘を投げ捨て、こさのことを抱きしめてくれた
こさは話した、
なつくんはこさに取ってお兄ちゃんのような存在だから
安心できるから、
だから話した
今日の学校での出来事、
家庭の事情
全て全て話した
家では頭の悪いこさは認めてもらえない
人の前では良い親ぶっている母親、
こさのことをストレス発散道具だと勘違いし殴るお兄ちゃん、
何にも興味がない父親
学校では、
弁当を捨てられ、声を馬鹿にされ
物を隠され、
水を浴びさせられ、殴られ蹴られ
もうこさの心も体も全てボロボロだった
雨の日は外に出る人が少ない
だから好き
静かで、自然の音だけが鳴り響いている
そして風邪を引いて学校を休める
そうでもしないと休めない
こさが話してる間、
いや話始めてから今までずっとなつくんは抱きしめてくれた
暖かかった、
人の温もりを久々な感じた
そしてなつくんは言う
こさは何も教えてない
何もしてない、
こさとみこちゃんは今中学生、
なつくんは高校生だった
アルバイトでお金を貯めて居たらしい
理由は違くてもなつくんも家が嫌いだった
家から出るために貯めていた、とのことだ
そのあとなつくんと2人でみこちゃん家に行った
みこちゃんのお母さんに頭を下げお願いする
昔からこさの家が少しおかしなことに気づいていたみこちゃんママは許可をくれた
そして、
そんなことを言ってくれた
迷った、
みこちゃんママに迷惑だろう、
だけどもしかしたら許してくれるのかな…
みこちゃんと、なつくん、そしてみこちゃんのお母さんの4人で暮らすことになった
虐めの件により引っ越すことになった、
雨の日に起こった小さな物語、
だけどもしこの日になつくんに話さなければこさは今も苦しく耐えて居たかもしれない
雨がこさたちを繋いでくれた
嬉しかった、
雨が好きな人が増えたこと
そして月日が経ち、こさたちは引っ越した
みこちゃん曰くお母さんは昔より家にいる時間が長くなったらしい
それはなつくんのお陰と言っている
高校生のなつくんに負担をかけて居て申し訳ない、とお母さんは言っていたがなつくんは気にしていない
だって本来ならば1人で背負うことになることを、今は分担しているから
優しくお兄ちゃん的存在ななつくん
大好きで優しい幼馴染のみこちゃん
この2人と暮らせることが何よりも幸せだ
雨が繋いでくれた物語_____。
" 雨の日は素敵だ 、"
長すぎてびっくり()
突然ですが 、皆さんは雨好きですか?
僕は 好きです
今日小雨が結構降っている中 私は傘を差さずに 、フードを被らずに 突っ立ってました、
側から見ると不審者ですね 笑
そんなことをしている時に 思いついたお話です
ちなみにこの物語中にあった 風邪を引いてしまいたい これは私の思いです
風邪を引きたい 、そう思い立ってました
まぁ その時 傘持ってなかったのもあるんですけどね 笑
てか3連続 赫サマ登場してますね 、
とりあえず1人一回は主人公ポジで書きたいので リクエスト 書くの遅れます 、すみません
長くてすみません 、ここまで見てくださりありがとうございます 、











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。