一人の少年と出会った
ヒーローになってからも、街の人の眼差しは
変わらなかった
助けたのに逃げられて
挙句の果てには暴言を吐かれる毎日
俗に言う " 嫌われヒーロー " に
なってしまったわけだ
それでも少年は逃げなかった
キラキラと輝く瞳はまるで宝石のようで
とても美しく、羨ましい
私は汚れ役になることを望んだ
もちろん最初からそう思っていた訳では無い
ヒーローを目指して気づいてしまったから
私は汚れ役になるしか選択制が無かった
変な子だなと思った
皆私から逃げるのに、彼は逃げない
むしろ私に近付いてくる











編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。