皆様……前々回コメントを要求したんですけど…。
本当、沢山の方々が嬉しいコメントをくださって……。
本当にありがとうございます!!
めちゃくちゃモチベになりました(泣)
これからもよろしくお願いします!
では、本編どうぞ!
理科室にて(カナ目線)
廊下でベンディ君と話してたら理科室から声が聞こえたので何事かと急いで理科室に入ったんだけど…。
まず、アルフィーがいる。
いやもうここでも普通にビックリなんだけどさ。理科室にいるってことは理科担当なんだろうな。
そして、もっとヤバいことが起きてるんだよね…それが…。
ベンディ君も驚きの光景に途中で口を開けたまま固まってる。
そして後ろにいるゲンガーも目が点になってるし…。
ちょっと間を空けてからアルフィーがゆっくりと口を開いて言った。
そしてちょっと叫ぶように言った。
私は驚きのあまり叫んだ。
だって、理科室の真ん中で、ちっちゃいブルーが座ってるんだもん。
そうそう、レインボーフレンズのブルー。
いやまず学校に本当にいることもビックリ。
ベンディ君が言ってたブルーはやっぱりこの子なのか…。
そしてアルフィーが言ったように、本当に幼児化してるっぽい。
めちゃくちゃ小さい。1mにも満たないぐらい……。
私は驚いた。
ベンディ君は目をキラキラさせた。
そしてゲンガーはただ困惑した。
そしたらブルーがめちゃくちゃ眩しい笑顔を見せた。
その時、私の魂に矢が突き刺さった気がした。
どうやらアルフィーも同じようで、私達はただただ幸せを噛み締めた。
そしてゲンガーは体調不良かと心配してくれた。
勘違いしてるところが可愛くてまた尊死しそうになった。
そう言った後、ベンディ君は急に表情を曇らせて…。
そしたら今度はほっぺを膨らませて…。
そう。
ギリ負けてるのだ。
可愛い………天使だ…………………。
ベンディ君はそう言ったら今度は神妙な顔で…。
それを聞いたゲンガーはそれを必死に否定するように胴体ごと左右に振り回してた。
(多分人間のように首を振りたかったんだろうけどカービィみたいな体型的に無理だったんだろうな)
アルフィーが申し訳なさそうにそう言ったのでとりあえず理科室から出て帰ることにした。
ゲンガーは元気よく挨拶した。
ベンディ君は機嫌良さそうにしていた。
私は疲れた。
とりあえずリュックを取って、学校の昇降口から出た。
帰り道にて。
外は暖色系統に染まっている。
最近はちょっとづつ帰る時は明るい時が増えてきた。
…って言ってもまだ4月なのだけれど。
ちなみにベンディ君は花でも飛んでそうな、ほわわんとした顔。
ゲンガーはいつものニッコリしてる顔をしてこっちを見てる。
これでもう疲れが吹っ飛ぶわ。最高。
そしたら遠くで女性の声がした。
…………いやどういうことッ!?!?
なんだこのめっちゃ見覚えのある感じの状況はァ!?!?
そしたらベンディ君はリュックをこっちに渡して、手を顔に近づけて満面の笑みで…。
そう言ってベンディ君は犯人を追うために走り始めた。
あぁそうだこの子悪魔だったわ。
危ない危ない忘れてた。
…笑顔が可愛いッ!!!
しばらく様子を見ていたら、床にソーダの缶が落ちてる。
しかも開いてない。つまり中身が満杯の状態。
しかもそのソーダは炭酸が強すぎると話題になってたヤツ。
それを見たベンディ君、どうやら何か思いついた様子。
ベンディ君、地面にあった缶を素早く取り、犯人と距離を詰めていく。
かと思えば今度は缶を上下に振り始めた。
この子まさか………。
そして缶の口がある方を犯人の背中に向けた。
そして缶を開けた。
次の瞬間、ソーダと思われる液体が勢いよく犯人の背中に向かって噴出した。
犯人からは言葉にできない悲鳴?が。
もちろん犯人はびしょ濡れ。
そしたら隣にいたゲンガーが影にスーッと潜り始めた。
次の瞬間。
ゲンガーは勢いよく犯人の目の前に姿を現した。
そして両手を「がおー」って感じにして、舌を思いっきり出した。
そう、これぞ、日本で言う「ばぁっ!!」って言いながら驚かす方法である!!
舌デケェ……それどこにしまってんだ…。
犯人はそそくさとバッグを置いてどっかに逃げてった。
ゲンガーは「アイツなんで逃げたんだろ?」とでも言いたげな顔をしていた。
悪魔が「逃しちゃった」とかって言うとめっちゃ背筋がゾワッとするのはなんでだろうか。
それでも満面の笑みでバッグを返してたのは可愛かった。
そして思ったことが一つ。
だって普通、床に落ちてる満杯の缶を見て一瞬で思いつくか??
この状況で??私は無理だわ()
そしたらベンディ君こっちに駆け寄ってきて自慢げにこう言ってきた。
やめろその笑顔で言うな私の命がもたない。
ベンディ君は「いこ〜!!」と言って帰路に着いた。
慌てて私とゲンガーもついて行った。
次回へと続く___
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。