第8話

No.8
18
2026/03/15 22:31 更新
あれからもう何年経ったか。もう14歳?かな。ニアとも全然喋んなくなっちゃった。一緒にいても苦しいだけだからいいんだけどさ。
あなた
はぁー、
マット
失恋引きずるタイプ?
あなた
別にそんなんじゃ…
図星だ。マットに突かれるのは癪だが、当たりだ。
マット
そんなリゼルにいい情報があるよ
あなた
…何よ
マット
ニア、ダリアのこと振ったらしい
あなた
……は?
ニアが?振った?
あなた
な、何で?何で
マット
そんなん知らんよ
何で?なら何でダリアに人形をあげたの?ダリアが好きなんじゃないの?
マット
気になんなら本人に確認したら?
あなた
うん…
私はニアの部屋へと駆け出した。
私はニアの部屋の扉を開けた。彼はゆっくりとこちらを向き、私の名前を呼んだ。
ニア
…あなた
あなた
…久しぶり
ニア
久しぶりじゃないですよ、何年ほったらかしてたんですか。私のこと
ニアは少し拗ねてそう言った。
あなた
…ダリアのこと振ったんだって?
ニア
それがどうしたんですか?
あなた
何で振ったの?ダリア可愛いじゃん
違う、こんなこと言いたいんじゃない。久しぶりに喋った。嬉しい。好き。そんな気持ちが溢れてきて、何を言っていいのかわからない。
ニア
振って欲しかったんじゃないんですか?
あなた
え…
沈黙。
数秒のフリーズ、
あなた
何で…知って…
ニア
図星ですか?
私は部屋から駆け出し。そのまま廊下疾走した。怖かった。自分の気持ちがばれているのが。怖かった。振られるんじゃないかと思って。
あなた
っはぁ、はぁ…
ここまで来れば来れないだろう。私は後ろを見たまま歩いていたら何かにぶつかった。
あなた
いたた…
メロ
あ?あなたか?
あなた
メロ、荷物持ってどうしたの?
メロ
俺…ハウス出るんだ
あなた
え、
メロが?ハウスを?

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