小さく、タバコを吸う。もちろん、高校生の僕には犯罪だが、そんなこと気にしない。気にしていたら、やってられない。
おや、バレてしまった。まぁ、この人は大体お咎めなしだからいいか。
おっと、怒られてしまった。
けれど、彼女も彼女で、タバコを取り出している。
そして、1日が終わり訓練の時間となった。
ちなみに、僕はこのスモールという子に教えてもらっている。
この人、正論で詰めてくるからなぁ。
まぁ、嘘をつかないという利点もあるんだけど。
この子、僕と同い年なはずなんだけどな。
おかしいな。
僕は、この暴力団組織に加入している。
理由は、親とのすれ違い。
お互いに、自分の思う正しさをぶつけていたら、大事になっていた。家に帰れないほど。
思い出すのも嫌だよ。あんな日々。
毎日毎日、言い争って、結局暴力で解決させようとする。
きっと、親も僕もいかれてたんだ。
でも、スモールさんは違う。彼女は、孤児だ。なりたくてなったんじゃない。選択肢がなかったのだ。
だから、僕は尊敬してる。
でも、同時にすごく羨ましい。
真っ直ぐに、生きている人だから。
そして、今組織に帰ってきた。
そこで、風呂の準備をしていると、声が聞こえてきた。















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。