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第1話

9
2024/02/06 14:04 更新
(なまえ)
あなた
はぁ……
 小さく、タバコを吸う。もちろん、高校生の僕には犯罪だが、そんなこと気にしない。気にしていたら、やってられない。
多田 名香
多田 名香
はぁ…… またかい? あなたの下の名前くん。
 おや、バレてしまった。まぁ、この人は大体お咎めなしだからいいか。
多田 名香
多田 名香
また、タバコなんか吸って。
人生真面目に生きなよ。
 おっと、怒られてしまった。

 けれど、彼女も彼女で、タバコを取り出している。
(なまえ)
あなた
あなたも、吸ってるじゃないですか。
多田 名香
多田 名香
あはは、ほんとやめられないよね、これ。
 そして、1日が終わり訓練の時間となった。

 ちなみに、僕はこのスモールという子に教えてもらっている。
スモール
スモール
はぁ、やっぱり弱い。
(なまえ)
あなた
う、傷つきますよ、そんなこと言われたら。
スモール
スモール
だって、事実じゃん
 この人、正論で詰めてくるからなぁ。

 まぁ、嘘をつかないという利点もあるんだけど。
スモール
スモール
早く強くなりなよ。骨が無さすぎてつまらない。
(なまえ)
あなた
うぅ…
多田 名香
多田 名香
まぁ、まぁ、そう言ってやるな。
最初よりはできてるじゃないか。
スモール
スモール
でも、それだけ。
(なまえ)
あなた
……………
多田 名香
多田 名香
ほら、ショック受けてるじゃん。ちょっとは謝れ。
スモール
スモール
………ごめん
(なまえ)
あなた
だ、大丈夫。
 この子、僕と同い年なはずなんだけどな。
 おかしいな。
 僕は、この暴力団組織に加入している。
 理由は、親とのすれ違い。

 お互いに、自分の思う正しさをぶつけていたら、大事になっていた。家に帰れないほど。


 思い出すのも嫌だよ。あんな日々。
 毎日毎日、言い争って、結局暴力で解決させようとする。
 きっと、親も僕もいかれてたんだ。


 でも、スモールさんは違う。彼女は、孤児だ。なりたくてなったんじゃない。選択肢がなかったのだ。

 だから、僕は尊敬してる。
 でも、同時にすごく羨ましい。

 真っ直ぐに、生きている人だから。
 そして、今組織に帰ってきた。

 そこで、風呂の準備をしていると、声が聞こえてきた。

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