第3話

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2025/01/31 03:06 更新




桜舞う四月
日本中の妖怪たちが勉学に励むために通っている百鬼学園の職員室には
束になって集まっている百鬼学園教師と、その束から外れている男が1人
ぽつんとそこに立っていた
.
は...はじめまして
.
本日より弐年参組の担任になった




























安倍晴明
安倍晴明あべはるあき...人間です
安倍晴明
好きな物はセーラー服で...
安倍晴明と名乗った男はトレードマークのアホ毛をゆらゆらと揺らしながら軽い自己紹介を終えた
あなた
セーラー?
あなた
ま、いいや
自己紹介に多少の疑問を残しつつも、あなたの下の名前は腰掛けていた椅子から立ち上がり、晴明の方へと歩み寄った
そしてガッシと肩を組む
あなた
よろしくな〜晴明〜!
安倍晴明
ぅうわぁ!?
あなた
俺、鏡架あなたの下の名前!軽く下の名前で呼んでくれ!
安倍晴明
えぇ...!?ちょ、
動揺するのも無理ないだろう。まだ名前しか知らない、なんなら名前すらも今知ったばかりの男に急に肩を組まれたのだ
学園長
ちょっと、そんないきなりガツガツいかないでください。晴明くんが困ってしまうでしょう
そこに翁の面をつけた学園長が助け舟を出した
あなた
ん?困ってんのか晴明?
安倍晴明
い...いやぁ...、困ってないですよ......
学園長
おや、そうですか?では私はこれで
安倍晴明
待って困ってます困ってるんです助けてください。この人キラキラしてるーーー!
踵を返してその場を去ろうとした学園長に、晴明は片手を伸ばして行かないで!、と懇願する
学園長
...はぁ......
ため息をつきながら振り返った学園長は、そのままあなたの下の名前の首根っこをつかみ、べリッと晴明からあなたの下の名前を離した
あなた
ぐえっ!
安倍晴明
(乱暴すぎない!?)
学園長
全く貴方にはいつも初対面の相手にガツガツ行くなと言っているでしょう
あなた
......すいやせーん...
とうとう目の前で説教タイムが始まってしまった
赴任初日早々にしてこんな場面に鉢合わせてしまってこれからの教員生活大丈夫だろうか...と不安になる晴明
そんな2人の説教を聞いていた晴明は、ふとあなたの下の名前の腰に目がいった
安倍晴明
.........?
そのあなたの下の名前の腰には立派な鞘に収まっている刀がかかっていた
時折鞘と内部の刀がぶつかり合ってカチャカチャと音が鳴っている





























あなた
......え?
あなた
晴明どうした?
安倍晴明
......え?
なぜそんなことを聞かれたのか分からなかった晴明は、自分の手元に視線を落とした
その手は、あなたの下の名前の腰にかかっている刀のなかごを握っていた
安倍晴明
えぇ...っ!?なんで!?す...すみません!
そう謝罪しながら、晴明は慌てて茎から手を離す
完全に無意識だった
あなた
いんや、全然大丈夫
あなた
気になるのか?この刀。触ってみる?
あなたの下の名前はそう言って腰の刀に手をかける
安倍晴明
い...っ、いえ!大丈夫です!
あなた
そ?
学園長
なんだ、仲いいじゃないですか
するとそれまで黙っていた学園長が話に入ってきてとある言葉を口にした

























学園長
ではあなたの下の名前くんには晴明くんが担当するクラスの副担任をやって頂きましょうかね
安倍晴明
えっ!?!?
あなた
おぉ!


























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