チチチッチチチッ...
そんな音で、今日も俺は目を覚ます
現在時刻 10時36分
...え?
遅すぎるって?
しゃーないやろ
というか、周りが早すぎるんや
ベッドから体を起こす
目の前の窓からは
小さい小鳥が、こちらを覗いている
少し目線を動かすと
そこには、みんなの持ってきてくれた
書類が置いてある
俺は、そんな言葉を発しながら
ガチャリと、扉を開ける
扉を出ると
そこには、誰も居ない、静まり返った
リビングが広がっている
10時50分
俺の朝ごはんの時間だ
普通、この時間は
任務に行っている人がほとんどだ
そのため、毎日、1人で朝ごはんを食べる
時は遡り
8時0分
1人目の団員が起床する
8時に、リーダー補佐が起床する
まずは、いつもの作業服に着替え
リビングに向かう
鏡の前に立ち
髪の毛を整えたり、いろいろやっていく
それが終わったら、食事の用意だ
いつも、団員の食事は
リーダー補佐の、闇が用意している
冷蔵庫から、卵を取り出し
料理を始めていく
8時20分
数名の団員が起床する
小さいあくびをして
夜月は、ベッドからスムーズに起き上がる
机に用意してあった洋服を手に取り
そのまま着替えていく
布団を畳む
他の人とは違い
ベッドではないため
布団を畳んでから
扉を開ける
洋服も着替えず
パジャマのまま
リビングに向かう
小さいあくびをすると
ベッドに座り込む
そう言いながらも
ベッドから立ち上がり
タンスに手をかける
悩みながらも
タンスの中から
洋服を取り出す
次回は、この番外編の後半になります!
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!