あれは、どれくらい前のことだったのだろうか。
いつかは覚えていないけれど、あの出来事は今でもはっきりと覚えている。
僕にとって、一番大事な日。
君と出会えた日。
満開の桜の木の下。
そこにいるのは、まだ小さくて、か弱くて、泣いている顔も、笑っている顔も、全部が可愛くて愛おしくてたまらない君。
君は、初めて出会う僕に微笑んでくれた。
僕を見てくれた。
ここで出会えて、僕の人生は変わった。
それまでモノクロだった世界が、色づいた。
鮮やかになった。
初めて、この世界の時計の針が動いたような気がした。
君はずっとそばにいてくれて。
そんな君がたまらなく愛おしくて。
僕のことを頼ってくれて。
僕も君を頼れて。
僕がこの世で、一番愛している君。
僕のことを一番愛してくれる君。
君が笑っているだけで、僕は幸せだ。
君に出会えたから、君がいるこの世界を「好き」初めて言えるようになった。
僕にとって君は、唯一無二の代わりなんてあるわけがない、大切な存在。
まるで、桜のように美しく、綺麗な君。
桜は綺麗だけれど、すぐ散ってしまう儚い花。
この美しさは、一瞬だからこそ美しいのだろうか。
桜の花みたいに美しい君は、すぐに散って僕から離れてしまうのだろうか。
そのうち、君も僕の側から離れていってしまうのだろうか。
~人物設定~











編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。