第4話

¿?
71
2026/02/18 08:43 更新
保科宗四郎
なぁ…今日誰と話してたん?




あなたの声は、いつもより低い
(なまえ)
あなた
同じ小隊の子だよ




そう答えた瞬間、
あなたの指が私の顎を持ち上げた。
保科宗四郎
僕以外と、そんなに楽しく笑わんでや






怒ってるのに、目は泣きそうだった。









あなたは、強い。

誰よりも冷静。

でも。
保科宗四郎
僕のこと、嫌いにならんよな...?






その一言だけは、
子供みたい。
私は、そっとあなたな頬に触れる。
(なまえ)
あなた
ならないよ
と、即答する。










(なまえ)
あなた
あなたが必要としてくれるなら、ずっとここにいる
―――――――――
(なまえ)
あなた
必要?





あなたの瞳が揺れる。





保科宗四郎
僕は、あなたの呼び名がおらんと無理や





震える声でそう言う。




保科宗四郎
あなたの呼び名が他のやつの隣におる想像するだけで、壊れそうなってまう





その腕が、強く、強く私を抱きしめる。






痛いくらい。





でも、嬉しい。






(なまえ)
あなた
ねぇ





保科宗四郎
……なんや
(なまえ)
あなた
私もね、あなたがいないと息ができないの




あなたがいなくなったら、


きっと私は何もできなくなる。



笑えない。
眠れない。


生きる意味も分からなくなる。





(なまえ)
あなた
だからね



私は、あなたの首に腕を回して、囁く。




(なまえ)
あなた
どこにも、行かないで
しばらくの間沈黙が続く。



そしてあなたは、笑った。




それは優しい笑いじゃなくて、
少しだけ、狂気を含んだ笑み。




保科宗四郎
行かんよ
保科宗四郎
あなたの呼び名もどこにも行かせん
指が私の手首をなぞる。
保科宗四郎
僕から離れたら連れ戻す。
保科宗四郎
誰かが奪おうとしたら、壊す。


怖い言葉。
なのに。
(なまえ)
あなた
うん
私は、頷いてしまう






世界が敵になってもいい 
友達が減ってもいい
未来が狭くなってもいい







あなたが私を選ぶなら。

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