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第1話

第1話「猫の命」
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2026/06/14 07:21 更新
💗side



人間ってなんで疲れてても笑うんだろ

そんなことをぼんやりと思ったことがある。


俺は幸せな人だと思う。


孤児で親もいないけど


信頼し合える友人もできて


先生たちとも仲が良くて


アルバイト先の人たちも優しくて


疲れなんてほとんど感じてなかったのに




それなのにいつからだろ


楽しいはずなのに心の底から笑ってるはずなのに


〝疲れた〟と思うようになったのは

佐久間大介
佐久間大介
なんでなんだろ?
そんな疑問を白みがかった朝焼けの空にぶつける。


今日もダンス部の朝練


ダンスが好きで、朝は苦手だけど
綺麗な空を見ることもできて

部活が毎日楽しみだったはずだ。


なのに、体が行きたくないと叫んでる。
佐久間大介
佐久間大介
はぁ…
いくら悩んだって答えは出てくることはなかった。
佐久間大介
佐久間大介
行こ…
心と一致しない重たい体を引きずって
学校へと歩き出す。


まぁ〜お
佐久間大介
佐久間大介
可愛い…
さっきまで塀の上で寝ていた
猫も歩き出したみたいだ。

学校へと続く大きな信号機の前で
青に変わるのを待っていた。



その時、

視界の端から小さい何かが飛び出していった。


毛の色的にさっきの猫だ。



猫はそのまま道路の真ん中に座ってしまった。

その猫に気づいていない様子のトラック。

佐久間大介
佐久間大介
危ないっ!


猫を抱き上げて歩道に投げる。


猫の運動神経なら着地出来るだろう。


俺はそのまま体勢を崩した。




キキッーー!!!!ドンッ!!!




鈍い音と共に体が宙を舞って地面に叩きつけられた






痛い、苦しい、暑い、寒い……





あぁ、俺は死ぬんだろう





疑問の答えも分からないまま












 














ゆっくり更新の新しい小説を始めました。

誰とくっつけるかは決まってません。










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