あっはは〜、と笑いながら
その鋭い瞳で私のほうを見る。
クソが(
なんでコイツ私の異能のことを知ってんだよ。
どこ情報だよソレ。
私がそう言ってため息をつくと、
キョトン、という効果音が似合いそうな
間抜けな表情をするニコライ。
絶対そこじゃない。
てか大丈夫かって思うくらいなら
この手の縄ほどいて私を家に返してくれ。
すかさずぽん、と自分の手のひらを
叩いて納得したような表情になるニコライ。
コイツ、マジで何者なんだよ。
なんで私の情報ペラペラ喋ってるわけ?
………いや、まて違和感…
ビンゴ。
私がそういうと少し黙って、それから
ニタァと口が目元まで裂けるんじゃないかってくらい
笑った。
壊れた機械のように笑うニコライに
少し寒気がした。
何が面白いんだ、バカなのかコイツは。
あーっはっは!とどこぞの探偵みたく
笑うニコライ。
私がそういうとそれまで笑っていた
楽しそうな顔は消え、怪訝な顔になった。
私はそういうと同時に手の束縛をブチッとちぎり、
ちょうど後ろに窓があったので、
そこから脱出をはかったのだった。













編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!