第29話

# 28
1,717
2026/06/03 07:25 更新








ニコライ • G
 いやー、結構苦労して 
 君を手に入れたんだよ? 









ニコライ • G
 自分の両親殺されても 
 平気で過ごしてるんだもん 









ニコライ • G
 正直ほんとにこの子高校生?って 
 思ったよ〜








 あっはは〜、と笑いながら
 その鋭い瞳で私のほうを見る。







あなた
 ……ここはどこ? 








ニコライ • G
 ん?教えないよ? 











あなた
 なんで?? 








ニコライ • G
 だって君、異能使って 
 逃げちゃうじゃん









 クソが(
 なんでコイツ私の異能のことを知ってんだよ。
 どこ情報だよソレ。





あなた
 はぁ……疲れる… 
 私早く帰って仕事片付けたいんだけど 








 私がそう言ってため息をつくと、
 キョトン、という効果音が似合いそうな
 間抜けな表情をするニコライ。






ニコライ • G
 君、その歳で仕事なんてしてんの?? 
 え、大丈夫?ブラック?









あなた
 どこに心配してんだよ 











 絶対そこじゃない。
 てか大丈夫かって思うくらいなら
 この手の縄ほどいて私を家に返してくれ。







ニコライ • G
 あ、でもそうだね 
 君一応ポートマフィアにいたもんね 







 すかさずぽん、と自分の手のひらを
 叩いて納得したような表情になるニコライ。





 コイツ、マジで何者なんだよ。
 なんで私の情報ペラペラ喋ってるわけ?





 ………いや、まて違和感…







あなた
 ……お前さ、なんか時間稼ぎしてる? 
 







ニコライ • G
 え? 
 








 ビンゴ。





あなた
 さっきから話す内容が 
 薄すぎんだよ 







あなた
 私の情報ペラペラ喋って 
 動揺させようとした?
 本来の目的を悟られないように 
 私に衝撃が走るようなことを 
 あえて言ってた?








 私がそういうと少し黙って、それから 
 ニタァと口が目元まで裂けるんじゃないかってくらい
 笑った。









あなた
 でも残念。 
 私はそう安い女じゃないよ。 









ニコライ • G
 ………ふふふ 









ニコライ • G
 アッハハ!! 









 壊れた機械のように笑うニコライに
 少し寒気がした。
 何が面白いんだ、バカなのかコイツは。







ニコライ • G
 僕が思っていたよりも 
 君はとても優秀なようだね!! 










ニコライ • G
 でも残念はこちらのセリフだ。 
 今更気づいたってもう遅い!











ニコライ • G
 現に何をしているのかまでは 
 分からないだろう? 










ニコライ • G
 てことで僕"たち"の勝ちだ!☆ 
 残念だったね杏純あなた!










 あーっはっは!とどこぞの探偵みたく
 笑うニコライ。






あなた
 その目的、当ててあげようか? 








ニコライ • G
 何? 









 私がそういうとそれまで笑っていた
 楽しそうな顔は消え、怪訝な顔になった。










あなた
 ____ネストの探偵たちを 
 ここに招待すること。 










 私はそういうと同時に手の束縛をブチッとちぎり、
 ちょうど後ろに窓があったので、
 そこから脱出をはかったのだった。









プリ小説オーディオドラマ