第36話

♯ 035
809
2026/03/01 11:28 更新



松 野 千 冬
で , どうしたんですか ?
あなたさんがサボるなんて
珍しいッスね
あなた
誰だってサボりたくなる時
あるじゃ ~ ん ?
松 野 千 冬
それもそっすね
松 野 千 冬
... ってあ ?!
あなたさん半分以上食べてる !
あなた
え , あれれ … ?



   私が持っているペヤングの容器の中身は
   丁度3分の2くらい無くなっていた
あなた
お腹いっぱいだし寝よーっと !



   ペヤングを千冬に渡し , そのまま寝転がる

   「 も ~  」と言いながらも
   着ていたブレザーを脱いで
   そっと私にかけてくれる


あなた
チャイム鳴ったら起こして ~
松 野 千 冬
りょーかいです



   千冬がラーメンを啜る音を聴きながら
   真っ青な空を見上げていた

   雲ひとつない青空が ,
   私の曇りきった心を嘲笑っている気がして
   逃げるように千冬の方へ寝返りをする


あなた
千冬 ~ 抱き枕にならないかい?
松 野 千 冬
鬼の勧誘っすか?
松 野 千 冬
いいッスよ , 全然
落ち着くなら
あなた
もう千冬好き



   座っている千冬に近づき
   密着するように再び寝転がった

   胸の奥に溜まっていた息が
   ゆっくり抜けていく


松 野 千 冬
俺もッス … ///



   頭に乗る千冬の手
   彼を見上げると , 顔を真っ赤に染めていた

   その顔が可愛くて
   つい 意地悪しちゃうのは
   私だけじゃないだろう

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