第35話

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2022/09/25 14:34 更新









階段に座り込んで、必死に涙を拭っていた











いつも…いつも僕はこんな立ち回りだ…











スングァナと気持ちよく歌う時間、











ソクミナ、さすが!って褒められる時間











全部全部が楽しかった











メインボーカルって決まった時は、プレッシャーに押しつぶされそうになったけど











でも、僕はここまで駆け上がってこれた











全ての瞬間が楽しかった











やっぱり、やっぱり、…っ











降りたくなんてない、…っ、











なんで、なんでこんな簡単に僕の思いは潰れてしまうんだろう











本当は絶対に絶対に、降りたくなんてないし、…











譲りたくもない、なのに…っ、











DK
DK
はぁ…









思わずため息をこぼした瞬間











後ろに気配を感じたと思えば…











今僕が、1番会いたくない人がいた











チェリナが嫌いなわけじゃない











でも、今会ったらきっと僕は酷いことを言ってしまう…だから会いたくなかったのに











DK
DK
…あ、チェリナ…ㅎ









偽りの笑顔を向けて、声をかける











チェリン
チェリン
そ、ソクミナ、!な、なんかあった…?
DK
DK
…いや、…、なんでもない、よ…ㅎ
チェリン
チェリン
そんなことないでしょ、っ ね、なんかあったなら…
DK
DK
チェリナにはわかんない!!!









僕のメーターはMAXになって











つい、思っていた通り…酷い言葉を口走ってしまった











チェリン
チェリン
………え、?









驚くチェリナの声と顔を見て











僕は血の気が引く感覚がした











あぁ………、何をやってしまったんだろう











はは、っ……… もう、いやだ…ㅎ











DK
DK
…あ、…ご、ごめん、………!









そう言って、僕はその場から逃げた











なんか、なんだろ、…











もう、わかんないや











死んじゃいたい











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