俺は守秘者としての業務を一段落つけ、使用人が淹れてくれたコーヒーを飲んだ
最近は犯罪も増えてきていて、尚詐欺師への迫害が広がっているという
しかし、迫害が広がることによってそれでまた詐欺師の犯罪が増える…悪循環だ
正直、前までの自分なら一生懸命になって仕事をしていただろう
しかし今は……
mmmrの人達の顔が思い浮かび上がる
詐欺師でありながら、悪と戦う彼ら
酷い迫害を受けてきただろうに、それを感じさせない彼ら
ただ、自分の幸せを願いたいだけ、ささやかな日々を、平穏な日常を守るために戦っているあの人達を
俺は悪と呼べるのだろうか
「イエモナ様、玄関のお客様がお見えです」
「ええ、ヒシュティ様がお待ちになっています」
「かしこまりました」
-客間-
そんな下らない会話を交わしながら、俺は使用人に紅茶と緑茶を頼んだ
さっきコーヒーを飲んだばかりのお腹には…まぁ、ダイエットするか
鏡を見る
にこっと笑ってみせる
また鏡を見る
今度は少し大人しめに微笑んでみる
それを繰り返す
何回も、何回も
自分が納得するまで、何度でも
メテヲさんは持っていたメモ帳に何かを書き込む
恐らく、薬の結果などを書いているのだろう
前に、スィート家のパーティで事件があった時…その時に使ったマジシャンの薬
あれでめめさんはレイラーさんをあの場所に送った
私も体験したけど、特に問題はなかったはずだ
…そう、私を認めてくれたのはここだけ
すべて失った私を…この役職を受け入れてくれたのは
だから…私はここに居る
…後、理由を探すとしたら
あの日、掴んでくれた手を………離したくないから、かな
しばらく投稿休むかもです

















編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。