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第4話

βのはずが…番外編
682
2024/06/28 08:02
次期社長だと噂されていたハオヒョンは、僕達が結婚した直後に社長になり、自身の会社を大きく拡大させていっている。


元々優秀だったハオヒョンだが、あまりのスピードと範囲に前当主のジャンさんも驚いているらしい。


でも、社長になってまだ1年も経っていないハオヒョンはやらなければならない事がまだまだあるらしく、最近は家に居ることが少ない。


でもハオヒョンは、その忙しい合間の中でも僕のことをこれでもかと甘やかしてくれる。


あの糖度の高さに毎回毎回、ときめいて顔を赤くしてしまうが、それでも僕を溺愛してくれているのが感じ取れてすごく幸せだ。


そして今日はハオヒョンは家でするら仕事があるらしく、さっきから自室にこもっている。


僕は邪魔しないようにと思って静かに家事をこなしていた。


いつもは少ししかイチャイチャできないけど、今日は家にいるし……いつもより一緒にいれるかな?


ほんの少しワクワクしながら、僕は洗い物を始めた。














hb
hb
あははっ!、なにそれ笑
gv
gv
ほんとですって、ヒョン!リッキーがあんな事するなんて普通思わないですよ!

最後の家事であるお皿洗いを終えたタイミングで大学の後輩であるギュビンから電話がかかってきた。


濡れたキッチン周りを拭きながら、電話に出るとギュビンの話があまりにも面白いので、僕はキッチンを拭く手を止め、立ったまま雑談を始めた。

hb
hb
あの子、そんなことも出来たんだね…ふふっ、あははっ!
gv
gv
笑い事じゃないですよヒョン〜!

久しぶりのギュビンとの電話と話の内容にさっきから笑いが止まらない。


あぁ、ほんと面白い…っ、あ、あの話も聞いたいな、


なんて思った時だった



ho
ho
ビーナ
hb
hb
っ、ハオヒョンっ?!
ho
ho
ねぇ、誰と電話してるの?

いきなり後ろからお腹に手を回されビクッとする。


話に夢中になりすぎてきたせいか、ハオヒョンの気配が全く感じられなくてビックリしてしまった。


ヒョンを見ると、少しムスッとした表情をしていた。


そんな表情がかわいくて、きゅんっと胸が鳴った。
hb
hb
えっと、ギュビナだけど…
ho
ho
あー、あの子ね…
ho
ho
でも、だーめ
hb
hb
あっ、ちょ、ヒョンっ!

ハオヒョンは僕が答えるや否や、すぐに僕の耳元にあったスマホを奪い取った。


スマホからはギュビンの戸惑った声が聞こえる。
ho
ho
ハンビナは返してもらうね
hb
hb
あ…

そう宣言したあとピッと通話ボタンを終了させたハオヒョンは、そのままスマホをキッチンに置いた。
hb
hb
もうハオヒョン、なにして…っん、ぁ♡

文句を言おうとした瞬間、首筋に湿った暖かい何かが這った感覚がした。
ho
ho
俺がいるのに浮気したらダメでしょ
hb
hb
浮気じゃな、ぁい…っんっ♡

がぶっと項らへんを甘噛みするヒョン。


そこは番の印がある場所で、ハオヒョンはよくここを甘噛みしてくる。


そういう時は決まって嫉妬とか独占欲がある時で、噛まれる度に嬉しさとドキドキが押し寄せてきた。


その他にもいやらしい手つきで体全体を撫で回してくる。
hb
hb
あ、ぅ…ヒョンっ、お仕事終わったの?
ho
ho
うん、今日はもう何も無いよ
ho
ho
でも疲れたからさ…ハンビナが癒してよ
hb
hb
っ……//

"ね、いいでしょ?"と耳元で甘い声で呟かれる。


固くなったものぎゅっと押し付けといて、その問いかけはずるい…


僕は赤くなった顔をこくん、と縦に振る。

ho
ho
ふふ、ほら、ベッドいこ

ヒョンは僕の腰に手を抱きながら、寝室へとつれていく。


一応、新婚な僕達。


毎日シているとはいえ、最近ではヒョンが忙しいので夜が短いことが多い。


でも今日はまだ16時………


これから続く長い夜を想像して、お腹の奥がきゅんっと切なくないた。
hb
hb
…ひょん…?
ho
ho
ん、どうした?

優しくベッドに下ろされ、ハオヒョンの綺麗な瞳と目が合う。

hb
hb
今日…はげしく、して…?//

すっとハオヒョンを見ると、そこにはさっきまでの優しい瞳はなく、燃え上がるような熱い欲とまるで食べられてしまうかのような雄の顔をしたハオヒョン。


あ、これ…やばいかも……っ♡

ho
ho
止まっては無しだから

低くい声が耳に届いた瞬間、ヒョンは僕を食べてしまう勢いで唇を塞いだ。


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