第11話

拾壱、玄武の恋路。
11
2026/05/31 00:03 更新
李憐 —りーれん—
…じゃ、又ね、カミサマ達!
玄武 —げんぶ—
其の呼び方止めてよぉ…
李憐 —りーれん—
此れは、貴方達を纏めたまとめた呼び方なだけよ。玄はちゃんと『玄』って呼ぶし
玄武 —げんぶ—
そ、然うそう…?
白虎 —びゃっこ—
…玄武さん、朱雀さんと似てきましたね
玄武 —げんぶ—
えっ?
白虎 —びゃっこ—
だって然うじゃないですか。二人とも、『好きになった人間』と守護の契約、結んだでしょう?
朱雀 —すざく—
…俺と澪は然うじゃないって…
澪を守るためにやったの!他意なんか…
青龍 —せいりゅう—
言い訳?見苦しいね
朱雀 —すざく—
酷い!
蛙子 —ひるこ—
ふぅん…守護の契約、かぁ…
別にあの子に何かする気は無いけどね
梓轩 —ずーしぇん—
小憐しゃおれん
蛙子 —ひるこ—
あれ、知り合い?
梓轩 —ずーしぇん—
…ええ、まあ
蛙子 —ひるこ—
わー、凄い偶然だね!ま、関係無いけど
《翌朝》
朱雀 —すざく—
んん…
…ふふ
青龍 —せいりゅう—
…珍しい。朱雀君が一番寝てる…
白虎 —びゃっこ—
いつもは鶏みたいに煩いのに…
玄武 —げんぶ—
しーっ、もう少し寝させてあげよう?
…楽しそうな夢、見てるみたいだし
朱雀 —すざく—
起こせやぁ!めっちゃ寝坊したじゃん!
玄武 —げんぶ—
何で僕だけぇ…⁉︎
朱雀 —すざく—
…朝御飯冷めてる…
白虎 —びゃっこ—
起きないのが悪いんですよ
朱雀 —すざく—
酷い…
玄武 —げんぶ—
其れ、僕の台詞…
????
 梓轩ずーしぇん、久し振りだな
梓轩 —ずーしぇん—
…!
御前…何故、日本に?糖奋るーふぇん
糖奋 —るーふぇん—
御前が居るって聞いたからな
梓轩 —ずーしぇん—
…然うかよ
天照大御神 —あまてらすおおみかみ—
四神の皆さん、御久し振りです。今日は折り入っておりいって御話が有りまして…宜しいですか?
白虎 —びゃっこ—
…ええ。呼んで来ますから、少々御待ちを
《話し合い中》
朱雀 —すざく—
んじゃ、此処で俺が…
白虎 —びゃっこ—
いえ、朱雀さんより私の方が…
月読命 —つくよみ—
では、私は此処で…
天照大御神 —あまてらすおおみかみ—
それで、私ですね
青龍 —せいりゅう—
…此処は最後、最大の関門。少しでもタイミングがずれれば、恐らく次は無いと考えて良い。
天宇受賣命 —あめのうずめ—
…もしもの場合は、私が天照様を御守りします
朱雀 —すざく—
おお…忠誠心の塊…
…って、あだっ…白虎さん、何で叩くの…
白虎 —びゃっこ—
頭に手を乗せただけですが?
朱雀 —すざく—
嘘だぁ!めっちゃ痛かったもん!
蛙子 —ひるこ—
ん?あっ、 梓轩ずーしぇん
…?誰、其の人
梓轩 —ずーしぇん—
…オレの幼馴染、 糖奋るーふぇんです
糖奋 —るーふぇん—
え、ガキに敬語…?御前如何した、ついに頭おかしくなったか?
梓轩 —ずーしぇん—
言い方酷えな
蛙子 —ひるこ—
ふぅん…
糖奋 —るーふぇん—
オッドアイだー、珍しー
蛙子 —ひるこ—
っ…一寸、辞めっ…
糖奋 —るーふぇん—
えー、良いじゃん、見せてよ
蛙子 —ひるこ—
だからっ…
梓轩 —ずーしぇん—
おい阿呆糖奋るーふぇん、辞めてくれ。嫌がってるだろ
糖奋 —るーふぇん—
…ハイハイ、梓轩ずーしぇんが然う言うなら、ね
梓轩 —ずーしぇん—
すみません、蛙子ひるこ様…
蛙子 —ひるこ—
…大丈夫
糖奋 —るーふぇん—
…え、様付け…?
素戔嗚尊 —すさのおのみこと—
?誰とスマホで喋っ……嗚呼、然う言う事…
玄武 —げんぶ—
勝手に覗き見しないで⁉︎
天照大御神 —あまてらすおおみかみ—
素戔嗚すさのお、玄武さんの恋路を邪魔してはなりませんよ
玄武 —げんぶ—
天照さんまで!
青龍 —せいりゅう—
うわぁ、玄武君顔真っ赤…
玄武 —げんぶ—
…皆んな、意地悪…
朱雀 —すざく—
…澪の事でいつも揶揄われるからかわれる俺の気持ちが分かったか
玄武 —げんぶ—
分かった!分かったからぁ…

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