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第32話

Vol.2
静まり返る居室に讃美歌が揺れるように流れている。私は目蓋を閉じながら魂の揺れ動きを感じ取ろうとしていた。喜び、悲しみ…、全ての感情を数えながら今受け入れるべきものは何であるのかを考えた。いや、再度確認したと言った方が正しいのかもしれない。 
「慎ちゃん、彰子を利用している?」
「愛を信じることも出来ないのか。いいか彰子、お前が覗いたものは、既にお前を引き込んでしまったんだ。そして今、お前が俺の傍にいる。愛に疑念を抱くなら、此処から消えればいい」
嫌だ!!もうそれは出来ない。考えてみれば慎ちゃんの言う通りなんだ。居室に飾られた鏡が私の姿を映し出していた。何故か私の背中に黒い翼が見える。
鼻腔に刺激を感じた時、点鼻薬のような苦々しさを同時に感じた。今私が為すべきことは何であるのかは既に判っている。躰が熱くなる中で何時しか躊躇が失せているのが判る。そうなんだ、今為すことを忠実に行うことが慎ちゃんを喜ばすことになるんだ。確かに慎ちゃんが言うように、これなら戦場に於ける『攻撃』という潜在能力が快楽にふける気がする。あれ?キャハハ、彰子は断然やる気が起こっている。私の潜在能力に暴力性があるというのだろうか。もしこれが魔薬であるならば、既に私は堕天使なんだ。今私が慎ちゃんを打つことで何をもたらしてくれるのだろうか?えっ、嘘だよね。一瞬秘部に刺激が走ったような気がする。そうか、戦士は英雄を望むから戦闘意欲を旺盛にし闘うことに快楽を得るんだ。現況にもたらす場面で潜在意識がコントロールされるんだ。じゃ彰子はご褒美を求めているんだ。慎ちゃんの肌が夕陽に浮かぶ優雅さに陶酔するかのように高揚感を募らしている。
ああ…。そうなんだ、これは慎ちゃんと私だけの神なる儀式なんだ。
ピシリ!!
肌音に共鳴するかのようにズキンと彰子の躰が熱く奮える。ち、違う。彰子の蜜壺が疼いているんだ。熱い―――。何なのこの感覚は…。これが私の本性なの?愛欲にまみれたかのように蜜壺から愛液が溢れだそうとしている。キャキャ、ヤバイよ慎ちゃん―――。
「ククク。いいか彰子、自分を偽りに飾るのじゃない。そして運命をみかぎり、宿命を受け止め呑み込むんだ、バカな連中のな!!それと、ククク。お前とおれが1つに結ばれることを一番喜んでいるのは、クク、ククク判るだろ彰子」
「まさか…」
そういうと慎ちゃんは鼻腔にその先をいれ噴射し大きく吸い込んだ。時折噎(む)せ返しながら
「時間が過ぎ行くだろ」
と笑ったんだ。
ドク、ドク、ドク―――、心音が高鳴る中で彰子は見えない糸で操られるように手を伸ばした。
(現在執筆中作品より)

フィットしたジーンズのせいだろうか、股間がまともに刺激を与えるのだろうか、ピシリ、ピシリ!!―――、「ああん」悪魔の最高のご褒美が今滴る愛液で蜜壺をしたたかにイヤらしく征服し始めている。あ、ああん、壊れていく。穢れを剥き出すように魔性に悦び満たされ神を冒涜するかのように愛液が溢れだす。
ピシリ!!
7回、8回、9回―――、「はぁ、はぁ」焦り待ち侘びたかのように10回目の鞭を振り降ろすとともに私は鞭を投げ出し、ジーンズのホックを外しジッパーを下げ慌てふためくようにショーツの中に手を押し込み、うっすらと茂る若草を掻き分けるように指を蜜壺に這わせた。既に蜜壺が自分のものでなく、別の生き物のようにドクドクと息づく度に愛液が溢れ、指を導き指を凌駕していく。
「気づいている?慎ちゃん。はぁはぁ、ああん、欲しいよ」
クチュリクチュリ―― と卑猥にまさぐった指を夕陽に翳してみると、ジェルにまみれたように妖しく、まるで自分のようでない愛液まみれた指を確めるかのように口に含んだ。完全に求めている。はぁはぁ… 呑々彰子の理性が剥き出しになっていく。
これが私の潜在意識?彰子ってこんなにイヤらしい女なの?けど不思議に羞じらいがない。躰が熱を浴びているようで熱い。乱暴に脱ぎ捨てたブラウスとジーンズを投げ出し、PEACH JOHNのピンク系の揃いのブラとショーツさえ今の彰子には不必要のように脱ぎ捨ていく。信じられないようにショーツが愛液にまみれている。赤く腫れ上がる慎ちゃんの背中に本能の赴くままにしなだれ、傷痕に舌を這わせている。十字架の刻印のようなその赤く腫れ上がった傷痕を愛しみ癒すかのように。そして今私は悪魔から脱皮した女神に成り変わり、母なる愛を慎ちゃんに注ごうと努めている。
小ぶりなバストに隆起したチェリーが慎ちゃんの肌に触れる度に新たな性欲が愛欲にまみれ変わり私の心を弄ぶ。ああん…、こんなに慎ちゃんが愛しく躰の芯から熱いものが込み上げてくる。自分でも可愛い女と思っていた。それが今では一匹の牝猫に成り変わり、自ら慎ちゃんのペニスをまさぐっているんだ。
「はぁ、はぁ…慎ちゃん抱いてよ」
自分から懇願するかのように躰を押しつけ求めていた。その思いを受け止められて彰子は躰を抱き抱えられソファーに降ろされ両足を開脚されるや、慎ちゃんの顔が蜜壺に埋まろうとしている。
「いやいや。見ちゃイヤだ」
熱い息に混ざり這う舌に、底無しの湖のように愛液が溢れ出す。チュル、チュルル―――、全ての感情を吸い込まれ、新たな官能に支配されゆく微睡みじみた時間に埋もれる。もし、これが戦場なら戦うことに快楽にふけるのかな…。そんな思いさえも今の快楽が打ち消していく。
優しく舌先が花弁を撫でては蜜壺を掻き撫でる。
「あん、気持ちいい。慎ちゃん、イッパイ呑み込んで」
このような自分が嘘に思いたい。けど、これが埋もれていた潜在意識の表かなら、紛れない本当の自分の姿であるかもしれないね。
「ああ、ああん、ダメダメそれは―――」
腰を捻るようにして逃げようとするが、肩掛けされた彰子の脚のため抗うことを許されない。クリトリスの刺激に溢れ出す愛液は欲質の這い出し。神が失敗をもたらした悪なる欲質かもしれない。それとも、ご褒美?
「あ~ん、ギブギブ、もうダメだよ」
快楽が脳を覆い尽くす。ビクリ―― 新たな目覚めに恐れるかのように足掻いてはみたが、滴る愛液を追うかのように舌が恥穴を撫でまわす。何度オーガズムを迎えたかさえ判らない程、愛欲の渦に呑み込まれている。BM、悪魔の潜在意識を至福にもたらす某機関が開発した新薬。既に彰子は悪魔の至福に悦びを感じていた。
「クク彰子、お前は何時もそうだから嫁の貰い手が、クククク、ないんだ」
あ~あ、折角いいところまで回想していたのに「慎吾のバカ」CECIL McBEEのパンツから覗かせた素足をばたつかせながら私は笑い返し答えたんだ。
「キャハハハ、そんな気なんて全くないからね。それにキャキャ、変な趣味を教えたのは慎ちゃんだから、責任とって貰うから」
「お前のその性格で、よく仕事がこなせているよな」「キャハハハ、それはそれはおあいにく様でござんす。キャハ」
笑い応えながら、煙草に火を点け慎ちゃんに手渡した。
「ところでさ、普通その煙草って女性向きだよね」
「クク、確かにそうだな。けど何て言えばいいかな、他の煙草は変に煙草臭くてイヤなんだ。指にニコチン臭が残るのもダメだ」
「それなら煙草を辞めればいいのに」
彰子はからかいながら慎ちゃんの次の言葉を待っていた。こういう、ごく普通の慎ちゃんが、私好きなんだ。
初夏の陽射しが窓いっぱいに広がり、その温もりを調和するようにエアコンが自動調整し、心地好さを与えてくれている。
慎ちゃんはテレビを消したのか、部屋にBGMが流れ出した。
「あ、彰子この歌好き」
流れる曲に合わせ口づさんでいた。
🎵PRAYER ~季節外れのmerry Christmas~

☆自分を傷つけた
痛みを知ったから 今僕はI give prayer
When I want to find happiness with you more than anyone else in the world☆

季節外れの雪
このまま駆け出し帰ろうか
悩んでいた時 君と出逢った改札口

空を見るフリして
俯きかげんの君を見た
長い睫(まつ)毛だね そっと想った 瞬間の恋

☆~☆ Repeat

ゴメン見とれちまって
瞬き微笑み返す君
独りのChristmas 想い出すよと 独り言さ

「実は私もなの」
マジかよ?嘘だろ あり得ない
少しだけWait Baby あの店開いていたっけ 神の贈り物

強引過ぎる僕の手
待っていてくれた君の手 掴んでいた
いいだろ 季節外れのmerry Christmas
Dramatic Romantic
Let's become gang only for you tonight
Master1時間だけ merry Christmas of the out ofseason
Let's nurse love to candlelight

☆~☆ Repeat

翻訳:祈りを捧げる
世界の誰よりも、君と幸せになりたいと

待っててよ
ドラマチック
ロマンティック
今夜は君だけのためにgangになろう
季節外れのmerry Christmas
キャンドルライトに愛を暖めよう
( Words:Wild Chan )

誰がリクエストしたのだろう、確かに季節外れの歌だけど、恋の瞬間って、きっとこうなんだろうな…なんて思えるんだよね。
そう言えば、この曲を聴く度に慎ちゃんとの出逢いを思い出す。そして私から何時しか慎ちゃんを追いかけていたんだ。
人を愛することは時々残酷だと感じる時があるんだ。けど、慎ちゃんが描いているものは―――、それが宿命に翻弄されているものなら、何れ私達はどうなるのだろうか…
そんな思いを抱きながら
『PRAYER ~季節外れのmerry Christmas~』を聴きながら口ずさんでいると慎ちゃんが笑わせてくれた。
「上品ぶった女と食事に行く。何が嫌いなのかを聞くとクク、ネバネバ系がダメと言いながら、ベッドではしっかりJr.を喰わえながらタップリとエキスを呑み込んでやがる。クククク、そんなものかな」
「キャハハハ、何それ。キャハハハ」
慎ちゃんの言い訳に笑い転げた。慎ちゃんは短くなった煙草を灰皿にもみ消しシャワールームに向かった。シャワー音が聴こえる。まるで彰子を誘っているかのように。
「怒るかな…」
陽光の中でも衣服を脱ぎ捨て、全ての肌を私はさらけ出していた。少し小ぶりのバスト、彰子には物足りなさを感じながらも、慎ちゃんは好きだと言ってくれたんだよ。
翼のように大きく両手を広げ息を吸い込んだ。自分の中に新たな生命を宿すかのように。
「彰子、お前は俺の好きな若草の香りがする。それは穢れなきお前自身の表れであることを忘れるんじゃない」
何時だったか彰子に言ってくれた言葉に胸がキュンとした。