🍑⚡ side
助けは呼んだ。確かに助けは呼んだ。
だけど、俺の1番大好きで、、、大嫌いな人が助けに来た。
シヴァさんは、俺の前に立ちながら言う。
、、、この人が、羽崎様の恐ろしさを知ればどうなるんやろ。
俺は不意にそんなことを考えた。
でも、やっぱり考えたくないなぁ、w
だって_________
シヴァさんは、俺の隣にいた時のように強くあって欲しい。
そう願っているのは、おかしいのだろうか。
いつものテンションで、羽崎様に反抗してく。
、、、嗚呼、かっこいいなぁ。
俺の憧れの存在であるシヴァさんは、
俺の隣にいた時のように輝いている。
、、、俺が、シヴァさんの隣に立たなくなったのは、
隣にいる俺が惨めに見えるから。
俺が、俺という存在を否定し始めた時。
近くでものすごい音が鳴った。
な、何や、、、?
恐る恐る、音のした方向を見た。
するとそこには_________!
さっきまで俺をいたぶってたヤツが倒れていた。
、、、え、どういうこと、?
、、、凄く狂気的な顔で人を殴り飛ばすシヴァさんを、
俺は見た。
そのシヴァさんは、怖いと言う気持ちを抱いてでも、
ずっと見ていたいほどに素敵だと感じた。
、、、俺が、あの頃憧れていたシヴァさんは、
やはり今も現在していたようだ。
周りには何人もの他校の生徒が倒れている。
ただ、そこに羽崎様の姿はなく、逃げ出したんだと思えた。
急に声をかけられたもので、
素っ気ない返事になってしまって申し訳なく思う。
俺のことを凄く心配してくれてるようだけど、
実際保険室行くのだるいしなぁ、、、
って思うといっつも行ってないんよな。
シヴァさんは、静かになった空き教室を出ようとしていた。
、、、けど、俺はそれを引き止めた。
扉に手をかけたままこちらを振り向くシヴァさんに、
俺は、ついに言いたいことを言うために口を開けた。
シヴァさんはまるで当たり前のように言うけど、
自分の危険を顧みずに行動するのって簡単やないからな。
俺がいちばん伝えたかったことを伝えると、
シヴァさんは何も言わずに俺を見つめてた。
けど、俺はシヴァの隣に立つべき存在やないから。
不良であることが、本当の居場所やからな。
ごめん、シヴァさん_________
言い切ってから出てきた涙は、
俺のどんな感情の涙なんやろなぁ、、、












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。