朝起きて、ご飯食べて、家を出る。

なにも変わらず毎日過ごしていた。

そんな普通が、ある日普通じゃなくなった。

彼らが隣に引っ越してきてから

私は終始ドキドキしっぱなしだった。

ﾊﾟﾘｰﾝｯ！

そんなこんな考えていたら、お皿を床に落として割ってしまった。

彼らが隣に引っ越してきてからというもの、


友達と電話するのも気が引けるようになったし

鼻歌なんて歌う気にもならないし

咀嚼音にも気を遣うようになってしまった。

挙句、

隣との境の壁にぶつかってしまった時なんかには、

壁に光の速さで土下座する癖がついていた。

ﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞﾀﾞ___

その瞬間、私は反射的に壁に張り付いていた。

ヤバいヤバいヤバい待て待て待てこれは聞いていいものなのだろうかいや聞けることに関しては今死んでもいいレベルで感謝しかないし鼻血が出そうなのだが果たしてこれはジュリエッタとしてどうなのか！？どうなのか！？！？ジュリエッタはみんな平等であるべきなのでは_______？

この女、やはり変態である。

自分が鼻血を出しながら倒れていたことに気づいたのは、この約6時間後である。

~翌朝~

早朝、マンション専用のゴミ捨て場からでてきて、

学校に向かおうとしている時だった。

一瞬、何が起こったのかわからなかった。

恐る恐る振り向くと、もう愛蔵は見えなくなるところだった。

　　　　　　　　　　　思考停止

気を取り戻し、自室に戻った時には、もう一限が始

まる時間だったとか……

ｶﾞﾗﾗ…

あの後ご機嫌で自転車を漕ぎ

学校に着いた時にはもう2限目が始まるところで、

今職員室に謝罪をしに行ったのである。

彼たちは、なんでこんな普通のマンションに住んでるの…？


普通、セキュリティが固いところとかのがいいだろうし、
それに2人とも高校生だよね…？？

まぁ、私が首突っ込むことでもないな……

夜8時22分、コンビニに行こうとしたら

千濱あなたの下の名前、今度は推しと遭遇してしまいました。

……あやべ、






興奮しすぎた。