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第2話

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2025/12/11 07:50 更新
リジーの話

わたくしはボアルネ公爵家の令嬢として生を得ました 貴族の世界 とても煌びやかな世界です
わたくしは小さい頃から王族に嫁げと言われ続け生きてきました それが普通だと  もうわたしの人生は決まったも同然でした ある日街にこっそりお出かけした時に読みました 恋に落ちて結婚して幸せになる話を 見ました 私よりも年上の女の子が母親に甘えてパンを大口を開けて食べ歩いてる姿を
 わたくしはそれがどうにも羨ましかった そこからは図書館に入り浸り読みのもを読み漁りました そこでは主人公が様々なことを経験して行く 私の人生とは真逆
世間一般ではわたくしは恵まれているというのも分かってます ですが耐えられないのです ある日従者にポロッ死にたいな と漏らしたことがあります
その日から 様々な方々から まだ若いのだから楽しいことがたくさんある や 親が悲しむ など嘘のフルコース 自由に生きる鳥は籠に閉じ込められると羽をむしり自殺してしまうそうですよ そうですね わたくしは飽きたのだと思います 良くも悪くもない ただそこにあるだけ ただの無  逃げだせない日々 いつ終わるかわからない なら自分で終止符を打ってしまっても良いと思うのです ここは屋敷の窓から見える憧れの場所 ここでなら終わっても良いと思えたのです 来世でやりたいことですか?
そうですね もし次があるのなら旅をして生きていきたいですね 私と一緒に旅をしてはどうかって?
わたくしは公爵令嬢 どこに逃げても追っ手が来ます
逃げながら旅をするなんて旅ではないでしょ 


「なるほどリジーさんは自由を求めて死ぬんですね」
「まあ 簡単に言うとそうね 他の人から見ればくだらないでしょう でも理由なんてそんなものよ 今のわたくしは生きていても死んでいるのと同然 なら次を信じて見たいの  … 貴方は死ぬのを止めようとしないのね」 「私も死を望んでいる身ですから」 「あら どうして?  ……… こんなことを死ぬ前に聞くのも野暮ね  ありがとう 名前も知らない魔法使いさん  最期に貴方に会えて良かったわ」  

   じゃあね


私はそこを後にした
私が死にたい理由
長い間この世界に留まり続けるのが嫌だから?


私はもともと奴隷だ そこから博士に引き取られて今に至る 自由を求めるのは人間として当たり前だ

(最期に博士と飲んだお茶も崖の上からだったな)
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