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第6話

最終章 。(カイザー視点)
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2024/10/18 20:58 更新
カイザー
っそれはできな_
俺が世一の首を掴む手を緩めると、世一は俺の手をさらに強く首に押し込む。
世一
ううん、俺がこのままカイザーの腕に力入れたら、簡単にできるよ。
ひゅーっ、ひゅっ、ひゅーっ、と不規則に聞こえる呼吸に胸が締め付けられた。
カイザー
っそんなの知ってる !!
けどお前に、お前にはまだ死んでほしくないんだ ...
まだやり残したこと、沢山あるだろ...?
カイザー
っ頼むから、死なないでくれっ...
まだ、まだお前はノアに勝ててないだろ...?
そうだ。それに、俺がこれから世一をまた倒せばアイツは起き上がって来てくれるだろう と。
世一
... もう1回言うよ ?
世一の顔は晴れていて、俺に優しく話しかけてくる。
世一
もう俺の幸せのピークは過ぎ去りかけてるし 。
なにより、お前にもう負けるのが 怖い 。
なんだよ、それ。
世一
確かにノア様にはまだ勝ててないけど、まず勝つ予算なんて無かったんだ 。
そんなの、
世一
俺、昨日が一番幸せだったの 。
だから、もうこのまま死にたいの。
そんなの、おかしいじゃないか !!
カイザー
...っ
理不尽すぎる世一の話に涙が出そうになると、世一は乾いた笑い声を上げた。
世一
あ、でもカイザーが無理なら、いいよ
え。
カイザー
...えっ
世一
カイザーが俺を殺すのが嫌なら、手を離して。
カイザー
...
ぱっ
そんなの離さない以外ないじゃないか、と思いつつ、手を離すと世一は俺を前に押しのけた。
...ほんとになんなんだ、心配をかけておいてドッキリかなんかだったの_
どたっ
その瞬間、世一はこの部屋から飛び出て行った 。
カイザー
...っ?!おいっ、世一!!!
急いで俺も世一を追いかけるように部屋を出たけれど、世一のすがたはどこにも見当たらない。
カイザー
...どこに、消えた...?
やっぱり人を殺すのには躊躇があるよな、そりゃあ。と頭の中でカイザーに詫びを入れておく。
世一
でもごめんね、みんな。
お先に失礼しま~す
幸せも、出来たてホヤホヤの内に食べたいでしょ ?
世一
ははっ...あははっ...
...最後まで、卑怯でごめんな。




どしゃっ
ぐちゃ。
シグ
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