リクエストありがとうございます!

片想い…結局相手も気づいてないだけで好きだったりするんですよね…経験?ありませんよそんなの。
『あーおいっ!』
「うおっ?!」
バッと後ろから葵に飛びつく。“うおっ?!”とか言いつつ全然よろけずに受け止めてくれる。
私と葵は中学から一緒。の割には結構仲もいいと思うし、葵の妹ちゃんともよく遊ぶ。もう藤堂家公認じゃない?!だよね!!
で、見ての通り私は葵のことが好きだ。でも、告白もしてないし、それ以前に葵は気づいてない…と思う。
『ねぇ、今度の休み、2人で美味しいものでも食べに行こうよ!』
「いいけど…どうしたんだ?急に。」
『いやぁ、美味しいもの食べたいなぁって!』
そう!どうにかしたいと思った私は、葵をデートに誘うことにした!美味しいもの食べたいって言うのは本当だけどね。
週末。
ついに、葵とデート(仮)の日…友達にも相談したし、服も自分の中の最大の可愛い服にしたし!…ミニスカ履いただけだけど…ま、まぁ。いいだろう!
「お、あなた。待ったか?」
『葵!んーん。全然待ってないよ。』
“じゃ、行こっか。”と、私が最近行って美味しかったなと思ったカフェに向かう。
そこのカフェはとても落ち着いた雰囲気で、女性からも男性からも人気のお店。
店内に入ると、数々の照明が綺麗に光っており、とても幻想的な空間になっている。
席に案内してもらい、葵と向かい合わせになって座る。
『私、これにする。葵はどうする?』
「じゃあ、俺これにするわ。」
『おっけー。じゃ、店員呼ぶね。』
ピンポーンと鳴るボタンを押し、店員さんを呼ぶ。2人が決めた飲み物や食べ物を間違いがないように注文をする。
すると、店員さんが、
「こちら、カップル用のストローがご利用できますが、どうなさいますか?」
『カッ…プルストロー…』
「じゃあ、それで。」
『っ?!』
「かしこまりました〜!」
いやいや、私たち付き合ってないのに、カップル用のストローなんて…というか、葵はそれでいいの?私と飲み物一緒に飲んでいいの?!
確かにさ、飲み物とか大きめだから一口二口一緒に飲もうって言ったけど、カップル用のストローとはちょっと違うじゃん!!
でも…聞くのもなんか恥ずかしいし…まぁ、いいか。
葵と他愛のない会話をしていると、注文したものが運ばれてきた。
飲み物には、2つのストローが合わさり、ハートの形にまがったものが刺さっている。
「じゃ、届いたし飲むか。」
『うん。そう、だね。』
と、遠慮がちにストローに口を付ける。
『ん!おいしい!』
「まじか。俺ももらうわ。」
でも、よく考えたらこれは間接キスじゃないんだよね。じゃあ大丈夫か(?)
次はケーキを食べる。すると、これもまた美味しい。いや〜甘いものってやっぱり幸せな気持ちになる…
もぐもぐと2人で食べていると、葵が私の口の方に手をもってきた。
『んっ…どうしたの?』
「口にクリームついてたから。とっただけ。」
『ありがと…ぅ?!』
クリームを取ってくれるまではよかった。でも、そのクリームを舐めるとは思わないでしょ?!
これを無自覚でやってるの…もう犯罪だろ…
「ん?なんかあったか?」
『んーん。なんでもない…です……』
私が葵を攻略できる時は、いったいいつになるのやら。
遅れてすみません!
推しだからかな?いつもより長くなっちゃった。












編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。