でも、キルア様の元に戻ろうとした時、小さなお豆さんに声をかけられた。
お豆さん「あの〜...これどうぞ」
101番?
お豆さん「番号札をお取りください」
お豆さん「必ず胸につけ紛失されませぬよう宜しくお願い致します」
そして、私はお豆さんから貰った番号札を胸に付け終わるとお豆さんは何処かに行った
???「君は新顔だな」
土管の上に座って私を見下ろす太った人。
???「よぉ〜」
私が口を開いたのが原因なのか、その太った人は地面に降り、私に近づいてきた
???「用など特にないさ 君が新顔だと分かったのはオレが35回もこのテストを受けてるからさ」
35回も落ちたの?
なら此処にもう来ないほうがいいのではないのかな?
???「まぁ、試験のベテランって訳だよ」
???「分からないことがあったらなんでも聞いてくれ?」
???「おっと.....自己紹介がまだだったな オレの名前はトンパ」
???「連れないな」
??「うわぁぁぁぁあ」
私がこの目の前にいる太った人と喋っていると突如喚き声が響いた。
??「うわっうわぁぁぁっ」
何と、腕が花びらに変わって散っていっていた
と、その横で私が1番最初に目をつけた赤髪がいた
赤髪「あ〜ら不思議 腕が花びらとなって消えちゃった〜 タネも仕掛けもございません。気をつけようね 人にぶつかったら謝らなくちゃ」
トンパ「ヤバい奴が今年も来やがった....」
トンパ「あぁ、44番 奇術師ヒソカ 去年合格確実と言われながら気に入らない試験官を半殺しにした奴だ」
トンパ「あっ、ところで え〜お近づきの印だ」
トンパと名乗る人は自身のカバンを漁り、ジュースを出してきた
と、私はトンパから飲み物を貰った
まだ"いいよ"なんて言っていないのにキルア様は私からジュースを奪い飲み干してから、そのゴミだけを私に持たせてきた
トンパ「お前はさっきの....」
トンパ「何がだ?」
ジリリリリッ🔔
???「大変お待たせいたしました。ただいまを持ってハンター受験者の受付時間を終了致します では、これよりハンター試験を開始いたします」
ん?いよいよ って言う顔をしてる人が言うセリフだと思いますよ?
だって今のキルア様は半目に口をツンがらせているだけではありませんか
???「では、最終確認です。この試験は運が悪かったり実力が乏しかったりする為大怪我をします。最悪"死"に至ることもあります。それでも構わないと言う方だけ、私についてきてください そうでない方は後ろのエレベーターから速やかにお帰りください。......周知しました。第一次試験 405名 全員参加ですね」
何処を?髪の毛?
試しに髪の毛を掴んでみると“違う"と言われた。
抱きつ....えっ?何だって?
しっかりと後ろから抱きつく事ができますのよ!
ギュッ
キルア様の背中温かい.....
私がこうやって人に抱きつくのは何年振りになるのだろう....
???「申し遅れましたが私、第一次試験官の"サトツ"と申します。これより皆様を二次試験会場へと、案内いたします。」
二次って事はこれは一次か.....
何が?
サトツ「二次試験会場まで私についてくる事。これが一次試験でのお題です」
???「ただ着いていくだけか?」
サトツ「はい、場所や到着時刻はお答えできます。ただ着いてきていただきます」
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。