第54話

52話 暗影のセカイと
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2024/10/18 23:00 更新
みのり
みのり
……その日から、頻繁にセカイに行って、奏様とお話をさせていただきました。
相談にも、たくさん乗ってもらって…
みのり
みのり
……すごく…救われたんです


司
…そうか。
司
やっぱり…奏はすごいな。
みのり
みのり
そうですね。……ずっと…輝いていました



司
……俺は、ショーの舞台が…俺が踊る場所ではないと感じ始めた頃
このセカイにきた。
司
ずっと…そうだったんだ。俺は、あの光に満ちた場所にはいては行けないと。



















司
……薄暗くて…そして狂うこともない一直線に伸びる道、綺麗に手入れされたヒガンバナ…。
古く丈夫な暗い館が、俺の心に、優しく寄り添ってくれた
司
全部が闇じゃないこのセカイが…俺は好きだ


みのり
みのり
ぁ…


みのり
みのり
(……私もそうだ。)
みのり
みのり
(ここにいるときは、全部”消えたい”っていう想いだけで埋め尽くされなかった)
みのり
みのり
(…ここだと落ち着くこともできる。とても綺麗で…整っていて…
それでいて明るすぎない。落ち着いた色と、ヒガンバナの赤が…澄み渡っていて)




みのり
みのり
(……すごく…心地よいと、感じたんだ)



みのり
みのり
私も同じです。
このセカイの…薄暗くて、光のある雰囲気が、大好きです
司
……そうか。このセカイは、きっと…奏と類の想いで出来ているだろう。
なんとなく…そう感じる
みのり
みのり
はは…確かに……冷たい感じと、お二方の暖かい風が…感じられますね




あぁ…なんか…楽しいな。

昔と向き合って、じんわりしみていく感触と…

共感者がいるこの暖かさと…


なにより、奏様とあった思い出が、2人とセカイの中で流れている事が、すごく嬉しい。




____もっと…話していたいな。



みのり
みのり
………紅茶、この他にアップルティーがあるんです。淹れましょうか?
司
アップル…ティーか。そういえばこのセカイにも、林檎の木がなっていたな。
みのり
みのり
そうですね、結構大きい木でしたし、そこから摂っているのかもしれませんね


みのり
みのり
(…あの林檎の木は、何の意味があるのかな。他にも貝殻とか…あ、カーネーションもあったかな)
みのり
みのり
(……あそこだけ、ボロボロの花畑だったけど。どうしてだろう)


司
……類や奏は、もういったのか。
みのり
みのり
そうですね。…行くと、おっしゃってました
司
……俺も、行けば良かったか。そしたら……また、仲良く…なれたのかな
司
類や奏にも…悪いことをしたか。2回も行かなくて……役立たずで……








みのり
みのり
……そんなこと、ないですよ。奏様も類様も…きっと、わかっています。
信じて…自分を1番に感じて…また、いつかお返しができればいいんです。
みのり
みのり
司様自身が…行きたいか行きたくないかで、いいんですよ











司
……はは……そうだな。ありがとう。





みのり
みのり
…!笑っ……た……








あぁ…どうしよう。ダメだって…わかってるのに













私……殺せないや







主
ご観覧ありがとうございました。また次回…!

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