さっきからなにかがおかしい
僕はテヒョンイヒョンをじっと見つめる
僕が気にしているのは帰宅後のテヒョンイヒョン
いつもならすぐ僕のもとに駆けてきて
"ただいま"って笑って頭を撫でてくれるのに、
今日のテヒョンイヒョンはソファに直行
どすんって音がするくらい乱暴に座って頭を抱えている
何か嫌なことあったのかな…?
僕、何かしちゃったかな…?
聞かなくちゃ何もわからない
よし…!
勇気出して聞かなきゃ…!
時間差で僕の声に反応するテヒョンイヒョン
僕を見つめる目はすごく優しくて、
怒っているわけではなさそうだ
そう言ってテヒョンイヒョンは笑うけど
僕はこの笑顔が偽物だということを分かっている
テヒョンイヒョンは
僕の問いかけに分かりやすく肩を震わせる
図星のようだ
嘘だ
確実に嘘
僕から目を逸らして床ばかり見つめている
僕は少し苛立って、
テヒョンイヒョンの顔を無理矢理上げる
僕が無理矢理顔動かしちゃったから、
首を痛めてしまったんだと自分を責めようとした
だけど、テヒョンイヒョンが痛がった理由
僕はすぐに知ることになる
テヒョンイヒョンの肩は上下していて
顔はほんのり赤く染まっている
さっき、ほっぺ触ったとき、
テヒョンイヒョンのほっぺ熱かった…
僕は立ち上がり、急いで棚を漁る
テヒョンイヒョンの家には何度も来ているから、
どこに何があるのかはもう覚えてしまっている
僕はお目当てのものを発見すると
再びテヒョンイヒョンのもとへ走る
テヒョンイヒョンは僕から体温計を受け取ると
渋々体温計を脇に挟んだ
ピピピピッ、ピピピピッ
テヒョンイヒョンはそう言うと、
体温計を見せてくる
えーっと、なになに…
さっき僕がテヒョンイヒョンの顔を無理矢理上げた時、
痛んだのは首ではなく、頭だったのかもしれない
振動で痛くなったのかな…?
そう言うテヒョンイヒョンの体はすごく熱くて
目もとろんってしてる
相当辛いみたいだ
ごめんテヒョンイヒョン
はっきり聞こえちゃった、笑
僕と離れるのが寂しいのかな
気がつけば、僕はテヒョンイヒョンにこう言っていた
間違えて後編を公開してしまいました🥹w
中編もあるので、後編は一度下書きに戻させていただきました🙏💦















編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。