前の話
一覧へ
次の話

第3話

𓂃🫧‪
164
2024/06/16 11:43
















あなたの下の名前side
















お母さんにきらわれないように、




何もかも自分でできるように





頑張った。






そしたら





お母さんは捨てないで今日まで



私のお母さんでいてくれている。




すごくすごく嬉しくて、




すごくすごく悲しかった。






本当のお母さんには捨てられた。




兄弟だって分からない、


本当の兄がいるはずだけど、




小さかった私は苗字なんか覚えてなかった。




だから


今の


あなたの名字、という苗字しか分からない。





私を助けてくれたお母さんの苗字だ。






昔のお母さんの顔も正直言って覚えてない。




でも、





いつか





お兄ちゃんにも、




お母さんにも、






会えるんじゃないか、



と信じてる。









プリ小説オーディオドラマ