最近は俺よりも中島に誘われることの方が多い
俺も誘わなきゃと思うけどやっぱりプライドが邪魔する
でも今日こそは…
中島はついさっき風呂入ってくるー!ってキラキラ笑顔で元気に入った
今なら色々とできる
今日こそは中島を誘う。
でも…どうなるかわかんねー怖ぇ
中島の来てたシャツ…
まだ匂いがする、しかも濃い
やっば興奮してきた
匂いだけで勃ってる俺やっぱ変態だな
あっそういや中島にとってもらってた声あったっけ
これで抜こうとしてる俺ほんと中島のもんなんだななんて思う
耳元で聞こえる中島の甘い囁き声
「もうこんなになってるの?」「かわいい♡」「愛してるよ、菊池」
って甘々な言葉が聞こえてきて腰が勝手にゆらゆらと揺れてる
熱あがってきた……
頭んなか中島でいっぱいなってるわぁ
やばい、声だけでいきそうになる
あれっ中島?
えっいつから?
うそっ、えっ見られてたってことじゃん
元の計画としては、成功?
でも見られてたのはっず〜…
あっじゃあこの流れで誘えばいいんじゃん
俺天才だわ
彼シャツだしぎゅってしておねがいしたし
あー…明日の俺、終わったな
こいつほんと変態
めっちゃ溺愛だし
____だから好きなんだけど。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!