第11話

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2025/11/21 13:04 更新
王子
心配いらないよ。
王子
彼はオウガの子どもたちだ
あなた
オウガ?
        耳慣れない言葉だった。
王子
オウガというのは北欧の神話に登場する巨人の怪物さ。
王子
シャルル・ペローという作家が
『長靴をはいた猫』で最初に命名したんだけどね。
王子
それから様々な物語に登場することになった。
王子
あの3人は『ジャックと豆の木』
に登場するオウガの子どもたちだよ。
あなた
ジャックと豆の木?
王子
そうか。
王子
君は『ジャックと豆の木』を知らないんだね。
王子
ちょうど、そこの通路を右にぬけると、
図書館があるんだ。
王子
少しより道しようか。
王子
自分の名前を知る前に、
この世界について理解を深めた方がいいかもしれない。






    螺旋階段から横に延びた通路を進んでいくと、


      広間の先に銀色の扉が現れた。





      そして、重たそうな扉の先に、

     息をのむような光景が待っていた。








     天井まで壁一面が書架になっており、





     窓もないのに光の粒子が乱反射している。






       見渡す限り、三百六十度、

   数え切れないほどの本が、書架に収められていた。

王子
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